ポゼッション (1981)

ポゼッション (1981)

作品情報

原題 Possession(1981)
日本劇場公開日 1988年9月17日
製作国 フランス ドイツ

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
まだこんなにすげえホラー映画を観ていなかったなんて…。生涯ベスト級の驚きと感動がありました。
長い単身赴任から帰ってきた夫は、妻に違和感を覚えます。問いただすとやっぱり浮気。すぐに浮気相手を見つけますが、どうやら別にもいるようで。どんどん狂気に捉われていく妻に、次第に夫の心も乱されていきます。
何と言っても恐ろしいのがイザベル・アジャーニ、サム・ニールらの至極の演技。これまでに観た映画の中で最も狂っていた『こわれゆく女』ジーナ・ローランズを凌ぐ狂いっぷり。本当に美人な女優さんで日本人受けも良さそうな顔立ちですが、崩壊する理性を繊細かつ豪快に演じています。体からジュルジュルに漏れ出すアレも、本当にイザベル・アジャーニから漏れ出しているようでした。これにサム・ニールが演技力で食い殺されていないのがすごい。十分な見応え。
さらに見事なのがこの世界観。西ドイツを舞台にし、ベルリンの壁と思しきものもあるが、街にはほとんど誰もいない。洗練されたカメラワークと美しい画面構成も相まってどこか退廃した近未来の設定を思わせます。異常な世界観の構築から人間的の心理面での軋轢を描いているのです。かと思えば、急転直下でオカルトホラーへ。すごい!すごい!と手を叩いてしまいました。鑑賞後も何一つ意味が理解できません。ただ恐ろしくものすごいものを観てしまった強烈な感覚と、どんよりと心に何かが溜まっているような感覚を得られます。女の寂しさの果て、とはこういうことなのでしょうか。
Keimiyazatoの感想・評価
イザベル・アジャーニは美しいし脱ぎまくりなのに いやらしい目で見るのは無理な位のイカれっぷり、あまりの錯乱ぶりに壁や撮影カメラに頭をぶつけないかヒヤヒヤ、ポーランド出身の監督なのでポーランドの苦悩の歴史みたいな裏ストーリーを感じますが そんなの抜きにホラーとして観ても強烈、イカっぽい怪物にヤラれるアジャーニを見て北斎漫画を思い出したり サム・ニールの若さに驚く作品、超強引に例えるとベルイマンにサム・ライミが取り憑いたらこんな感じか?ストーリーを追って観たい人には、やはりドイツやポーランドの歴史を知らないと消化出来ないはず 特にラスト!
igagurichanの感想・評価
ヤバい、これはかなりヤバい映画です。
夫婦揃って狂っていて、妻役のイザベル・アジャーニの地下道での発狂ぶりはカンヌで賞を取るのも納得の演技です。怖すぎる。元が美しいだけに。
夫役のサム・ニールは若い!けど表情が乏しくイザベルと比べたら、ちと見劣りがするかな。
イザベルの愛人?役の人がクルクル回ったり、変なカンフーもどきの動きをして笑えます。
話を理解するのは無理でした。前衛的…不条理…シュール…何だろう。アンチクライストと似たような感じ…でもないか。
とにかくすごいものを観てしまった…と思わずにはいられない映画です。
ciatrをフォロー: