マーラー

マーラー

作品情報

原題 Mahler
製作年 1974年
日本劇場公開日 1987年6月12日
製作国 イギリス

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
天才作曲家マーラーの伝記映画。妻と共に列車に乗るマーラーはご機嫌斜め。そんなマーラーと妻が半生を回想するという映画です。回想シーンが時々モダンで印象的な映像になります。妻の浮気や改宗のシーンなど。物語性を失い、流れ続けるマーラーの交響曲に合わせてエロティックに俗物的に描かれます。現代ではクラシック音楽は格式高いものとして扱われますが、それらが作曲家であるマーラーの心境が大きな影響を与えている、人間的なものとして扱われているように感じました。目新しい解釈。改宗時の回想シーンなど、ホドロフスキーっぽさもある癖の強さ。ケン・ラッセル監督初鑑賞だったのですが、なかなか面白いかもしれません。交響曲10番の呪いなど、歴史的な背景も知っていればなお楽しめます。
列車から外にいる観衆に握手するシーン、画面構成なども含めロイ・アンダーソン『愛おしき隣人』でオマージュされていたように思いますがいかがでしょうか。本作も時々ハッとさせる画などがあり、おしゃれ映画好きにもおすすめ。
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