ブレックファスト・クラブ

ブレックファスト・クラブ

作品情報

原題 The Breakfast Club
製作年 1985年
日本劇場公開日 1986年5月17日
製作国 アメリカ
上映時間 97分

新着感想・ネタバレ

Kae_Sekiの感想・評価
『フェリスはある朝突然に』や『エンパイアレコード』のようなtheイケイケノリノリ青春映画を想像していたけど、そんなことは全くなく。

むしろ、この映画が高校生を扱っているのは、「コミュニケーション」や「人間関係」、「自意識」という特定のテーマを描くための手段として相性がいいからに過ぎないのではないかと感じたくらい。

学校内しか使っていないし出演者も少ないあたり、だいぶお金節約しているんだろうな…。にもかかわらずこれだけたくさんの人に見られる有名な作品になったのは人物描写が群を抜いて繊細だからだろう。

観ていて、なぜこの人はここでこういう反応をするんだろうと疑問や違和感を感じる台詞が多々あった。しかし、おそらくそれが正解なんだと思う。5人5様の全く異なるキャラクターを描いているのに、初めから全員を理解できるわけがない。何度も繰り返し観て一人一人を着実に知ってゆくことで初めて少しずつ発言や反応の含意がわかってくるのではないだろうか、現実の人間関係と同じように。
copparmanの感想・評価
20160806
観た後に、ヒリヒリとした衝撃が残った
HMworldtravellerの感想・評価
カッコつけたり、頑張り過ぎたり、我慢したり。そこにずっといるわけじゃないけど、今の自分の立ち位置やイメージが変わるのは怖い。その結果、居場所を失うのが怖い。そんなことが学生の頃には確かにあったと思う。他人から見える自分が気になる。必要以上に頑張るのも、関わる人を無意識に選んだりするのも、根底にあるのは同じ感情だと思う。

スポーツバカ、ガリ勉、お姫様、チンピラ、不思議ちゃん。同じ高校の生徒だというだけで普段全く接点の無い5人が、それぞれ何か問題をおこした罰として土曜日に登校させられ「自分とは何か」についての作文を書くように命じられる。

5人はまるで違うように見えて、実際は、いい意味でどこにでもいる普通の高校生。自分が何かなんて自分でもよくわからないし、それぞれに葛藤があるけど、それをさらけ出すこともできない。それが懲罰登校のおかげで思いがけず目からウロコの発見。違う属性だと思っていたあいつもこいつも 自分と同じように傷つき悩み悶々としている。最初は牽制し合っていたのが、次第に行き場のない気持ちを吐露し始める。

なんだか、見ていて気恥ずかしくて、くすぐったい。大人の自分にも確かにあったこういう時期。言葉にしにくい 繊細でアンビバレントな感情がほとばしり、きらめきと痛みが同居する場所、それが学生時代。

「僕たち、月曜日に学校で会ったらどうする?今は友達だけどその時もまだ友達かな?...
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