シャングリラ

シャングリラ

作品情報

原題 FINDING SHANGRI-LA
日本劇場公開日 2007年11月30日
製作国 中国, 台湾

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 台灣製DVDで鑑賞。日本では新宿K's cinemaで2010年に公開された、2008年の台湾・中国合作映画。頼声川の表演工作坊で女優・演出で活躍している丁乃箏が、自ら監督して映画化したもの。これは1970年代生まれの中国、台湾、香港の女性監督10人が、雲南を舞台に映画を撮るシリーズ“雲南影響”の第三作として撮られたようだが、その後このシリーズがどうなっているのか、はっきりしない。
 それはともかく、台湾の脚本、監督であるため、ここで描写されるのは台湾人の目線による雲南・シャングリラである。我が子を事故で失った台湾人女性が、雲南への旅を通じて自己を見つめなおす、というもの。自己の真相や、ヒロインの後を追って台湾から雲南へと渡る男の正体など、ミステリー仕立てでもある。風景も美しく、まずまずの良作と感じた。なおここで登場する少数民族はチベット族である。
 ヒロインを演じるのは『ラスト・コーション』でヒロインの仲間を演じ、昨年の大阪アジアン映画祭で上映された『父の子守歌』でもヒロインを演じた朱芷瑩。台湾人女性がタクシーの運転手に「師傅」と呼びかけたり、「普通話」という単語を使ったり、などの場面は台湾人にとっては大陸旅行気分を醸しだす働きもあるのかもしれない。
 台湾の場面で、子供と一緒に團伊玖磨作曲の「ぞうさん」(中国語題「大象」)を唱うのが個人的には気になった。台湾でもこの歌が親しまれていたとは。
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