小山東到香港

小山東到香港

作品情報

原題 小山東到香港
日本劇場公開日 1975年11月13日
製作国 香港

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 香港製VCDで鑑賞。『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』の監督として知られる羅維監督が、ゴールデン・ハーベストから独立して羅維影業有限公司を設立後二作目の監督作品。羅維監督としては興行的に大失敗した部類に入るようだが、内容は意外にも楽しめる。文革末期、映画が作成されたのと同時代の香港に山東人がふらっとやって来る、というのは実際にはレアなケースだとは思われるが。
 香港映画の山東人表象というと、『大軍閥』(1972)のような横暴でどこか間の抜けた軍閥イメージがまず思い浮かぶが、ここでの李昆演じる主人公は極めて善良で義に厚い。そんな彼が香港で巻き起こす珍騒動をコミカルに描く。
 李昆以外の出演者も豪華だ。主役級に鄭少秋と李影。李影はテレビを中心に活躍した女優なので、出演した映画は多くない。その他、大家の夫妻役に、最近亡くなった歐陽莎菲と楊志卿。かつての大スター関山が妻に逃げられた夫役でゲスト出演。その妻役がセクシースター于倩。魏平澳は同名の警官役で出演、午馬は悪役。羅維がゴールデン・ハーベストとケンカ別れしたためか、ショウブラザーズ系の役者が多い。
 この時代はまだまだ広東語よりも国語の映画のほうが多かった時期なので、主人公が山東弁を話す他は、ほとんどは国語が使われる。オープニングのあたりではかなり広東語も聞こえるのだが。散髪屋の夫妻が話しているのはどこの方言だろう。一応官話系だとは思うのだが。
 できれば主人公と李影を結婚させてあげたかった、と思うのは自分だけだろうか。
 
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