マクダルのカンフーようちえん

マクダルのカンフーようちえん

作品情報

原題 MC DULL, KUNG FU KINDERGARTEN
日本劇場公開日 2012年8月11日
製作国 日本

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
元町映画館で鑑賞。香港人に愛されているキャラクター、子豚のマクダル。武当山で武術の修業をするという、やや浮世離れしたストーリーながら、そこには香港人の日常生活がしっかり刻み込まれている。大陸の経済が発展し、今やマクダルの母のように商売を学ぶために大陸に行く人も多いということか。
 一方のマクダルは武当山で修業をするのだが、そこでなぜかチョウ・ユンファの名前が出てくる。これは『グリーン・デスティニー』の彼の役柄が、武当派の侠客であったことを踏まえているのだろう。その他、ブルース・リーやトム・クルーズの名も登場する。『ミッション・インポッシブル』でのワイヤーアクションを踏まえているのだろうか。世界幼稚園武術大会で香港チームがワイヤーで吊るされているのも楽しい(香港はワイヤーアクションの本場である)。同じ日に見た『王朝の陰謀』もそうだが、「武侠」的世界観が中華エンタメの中で常に利用される資源となっていることを痛感した。
 ストーリーは、やや中途半端な感も否めないが、まあこのように普通の豚であるのがマクダルであり、マクダルらしいということもできるだろう。日本上映版は、吹き替え版であるが、歌は広東語ではなく北京語版が使われている。粵曲風のメロディが使われていることもあり、広東語版で聴いてみたかった(母親役の呉君如も自分で歌っている)。陳先生もチャンではなくチェン先生と呼ばれており、日本語版を作るときに依拠したのが北京語版だったのだろう。
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