小さな中国のお針子

小さな中国のお針子

作品情報

原題 仏語題: Balzac Et La Petite Tailleuse Chinoise、中国語題: 巴爾扎克与小裁縫
日本劇場公開日 2003年1月25日
製作国 フランス, 中国合作

新着感想・ネタバレ

kenigonの感想・評価
文化大革命の頃、山村に再教育で送り込まれた知識層の青年2人が村の美しいお針子に恋をする話なんだけど、積極的に攻めてその娘と愛し合うようになる主人公の親友に対して、主人公はずっとそっとその2人を助けつづける。単なるラブストーリーでなくて文化大革命再考の機会にも理想の友情とは何かを再考する機会にもなる、しかも中国の山村の美しい風景を見るだけでも価値のあるいい映画。

たぶん、奪おうと思えば奪えたのだと思う。仲良しの3人。親友の彼女。自分の優しさは彼女にも伝わっている。それでも彼は、親友の不在のあいだも懸命に彼女を守った。ラストシーンで20年ぶりに再会した親友と当時を懐かしんで語り合うなかで「お前も好きだったんだろう?気がついていたさ」と言われた主人公は「たぶん、僕たちはただ、愛し方が違ったんだ。」とだけ答える。それを見て僕が感情移入できるのは主人公のほうなんだろうなと思ったよ。
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