万事快調

万事快調

作品情報

原題 Tout va bien
日本劇場公開日 1996年7月20日
製作国 フランス・イタリア

新着感想・ネタバレ

misaki14yamaの感想・評価
ジガ・ヴェルトフ集団は、政治色の強い映画を次々に発表したけれど、この作品は特に、単純な映画、というよりはミュージカルを見ているような感覚に陥ります。大真面目がかえって滑稽なやり取りや、スト中の工場内部を縦切りにしてそれを横から撮る構図だったりの影響もあるとは思うけど…。この作品に限らず、思想という、本来言葉で考えるもののはずなのに言葉にして伝えるのが難しいものを取り扱っていて、さらにそれらのぶつかり合いが頻繁に勃発、画面の中で言葉がチリチリバラバラに弾けているので、ぽけーっとしてる時に見てはいけません。ついてこられるのか?と挑戦状を叩きつけられているような気分になります。『地下鉄のザジ』でザジと追いかけっこしていたおじさん、ヴィットリオ・カプリオーリが工場の社長役で出演、長回しでぺらぺら喋っていて、あまり知らないけどこの人は良い役者だと思いました。ジガ・ヴェルトフ集団を名乗ったゴダール映画でわたしが観た中では、ラストシーンとその台詞が一番しっくりきました。
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