カラー・オブ・オーシャン

カラー・オブ・オーシャン

作品情報

原題 Die Farbe des Ozeans
日本劇場公開日 2012年3月22日
製作国 ドイツ/スペイン

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

kenigonの感想・評価
自国を逃げ出して他国で暮らす決意を強いられた人たちの生活実態を紹介する「UNHCR難民映画祭」の一環として麹町のセルバンテス文化センター東京で上映されたので見てきました。大西洋に浮かぶリゾート地、スペイン領のカナリア諸島にはアフリカのコンゴやセネガルなどからの日常的に密航者を満載した小さなボートが座礁して打ち上げられる。金銭的あるいは政治的な状況でやむに已まれずヨーロッパめざし命をかけた危険な渡航を実行してくる人々だが、コンゴからの人々が本国の不安定な政治状況を鑑み「難民」として認定されスペイン本土への移住が認められるのに対して、セネガル出身者は不法入国者として本国に強制送還される。なぜ難民は生まれるのか?本作中触れられるように欧州企業による漁場の独占など問題は多角的で非常に根深い。ひとりのドイツ人旅行者のちょっとした善意の行動がもとでより大きな悲劇への幕が開かれてしまう。彼らをすくうために僕たちができることはないのか?ホセのマヌへの頼みとはなんだったのか?見た後に頭の整理が必要な映画。スペイン語/フランス語/ドイツ語/英語がシームレスにチェンジする演出も独特。
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