醜聞

醜聞

作品情報

原題 醜聞
日本劇場公開日 1950年4月30日
製作国 日本

新着感想・ネタバレ

yumimu5656の感想・評価
週刊誌にでっちあげのスキャンダルを書かれた若い男女。その裁判を担当する中年弁護士と病床の娘。週刊誌者の社長。それらの登場人物を通して人間の弱さ、醜さ、悲しさを描く。痛烈なマスコミ批判を感じさせる作品。
いままで観た黒澤明の映画の中で一番泣きました。主人公が「僕たちは、生まれて初めて星の生まれるところを見たんです」と語るシーンの後で背筋をまげてあるく中年弁護士の姿が輝く星からは程遠いみずぼらしさであること、彼にとっての星は失われてしまったこと。なんとも悲しいラストシーンであった。「七人の侍」や「用心棒」などチャンバラ劇が基本的に知られている黒澤明監督であるが、個人的に彼の作品で一番心打たれた一本でした。
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