蕩婦心

蕩婦心

作品情報

原題 蕩婦心
日本劇場公開日 1948年11月30日
製作国 香港

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 1949・香港。中華人民共和国成立直前の同年7月10日から香港で上映された映画である。状態の悪い秘蔵ビデオで鑑賞。岳楓監督、脚本は陶秦、主演は白光と厳俊という、日本支配下の上海で活躍した人々が作った映画。やはり上海(の梅花歌舞団)出身で後の香港映画では母親役を多く演じる龔秋霞が、ここでは白光の恋敵役。同時期に作られ、同じ監督・脚本、ほぼ同じキャストでとられた『血染海棠紅』については以前レビューしたが、そこでは白光の悪女ぶりが目立っていた。が、この『蕩婦心』では、意外と清楚で不幸な白光の姿を見ることができる(市販のソフトでは動く白光の姿はなかなか見られないのでうれしい)。
 ストーリーは、トルストイの『復活』を下敷きにしていることは一見して明らか。香港映画界は後に李香蘭=山口淑子を招いて、やはり『復活』を下敷きにした『一夜風流』を1958年に制作しており、李=山口は「三年」という人口に膾炙した楽曲を残している。この『蕩婦心』のストーリーに話を戻すと、以下のようなものである。地主宅で侍女として働く白光が、若旦那と恋仲になり一夜の契りを結ぶも、若旦那は彼女を残して戦争に行ってしまい、彼女は奉公先から、年寄りの嫁として売り飛ばされそうになる。逃げ出した彼女は身ごもっていた若旦那の子を産むが、生活のため、娼婦に身をやつし、子連れで情夫と暮らすようになる。息子を情夫に売れ飛ばされた彼女は、悲観のあまり...
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