鋪道の囁き

鋪道の囁き

作品情報

日本劇場公開日 1935年11月30日
製作国 日本

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 1935年に撮影され、翌年公開予定だったが上映されぬままに終わっていた映画。デックスプロモーションより発売されたDVDで鑑賞。2013年2月までの期間限定だが銀座十字屋の店舗やウェブサイトで購入することができる。 http://shop.jujiya.co.jp/products/detail.php?product_id=4815
 加賀まりこの父、加賀四郎の加賀プロダクションが制作。監督・主演は、松竹キネマ研究所の『路上の霊魂』(1921)でデビューしたことで知られる鈴木傳明。だが、本当の主役はベティ稲田と中川三郎である。ベティは言わずと知れた、カリフォルニア生まれの日系二世歌手。斎藤憐『昭和のバンスキングたち』を読んで、あまり日本語が流暢ではないような印象を受けたのだが、映画の中では日本生まれと変わらぬ滑らかな日本語を話している。一方の中川三郎だが、こちらも言わずと知れた日本タップダンス界の祖にして、日本モダンダンスの創始者である。撮影時若干19歳。アメリカ留学から帰国直後だろう。演技はややぎこちないが映画の中では華麗なステップを披露する。ベティもそれに合わせて踊るシーンは見ごたえたっぷり。
 この映画の見所(聞き所)は、なんといっても音楽である。渡辺良の監修のもと、コロムビア・ジャズ・バンドの選りすぐりのメンバーがジャズの名演を聴かせる。ベティも「ブルー・ムーン」「ダイナ」「スウィート・ジョニー・リー」などの名曲を次々と披露。DVDパッケージでは音楽担...
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