愛について、ある土曜日の面会室

愛について、ある土曜日の面会室

作品情報

原題 Qu'un seul tienne et les autres suivront
日本劇場公開日 2012年12月15日
製作国 フランス

新着感想・ネタバレ

s_p_n_minacoの感想・評価
のっぴきならない冒頭から全体像が掴めないまま、バラバラな3つの話が平行して進む。偶然の出会いによってもたらされたそれぞれの危なっかしいドラマが、やがて1か所に集約されていくクライマックス。制限ある面会室で、映画はようやく手持ちの札を全部見せるのだけど、改めて冒頭シーンが別の意味でのっぴきならないと解る。この辺のカットバックが実に巧くて、群像劇という形式さえ反転させてしまう。そしてラストシーンの静けさ。じわじわと息詰まる見事な構成!
しかし近頃なぜか刑務所もの映画が続いてる自分…おかげで各刑務所の違いとか見比べたりして。それだけ刑務所が社会の縮図なのか。『預言者』にも出てたレダ・カテブ、良いなあ。
tophelosの感想・評価
2013/01/19 梅田ガーデンシネマ
まず何よりも驚くのは監督がこの映画撮ったのが28歳だということ。もちろん実年齢と精神の成熟に関してあまり大きな意味はないとは思うが、それにしてもこれだけ落ち着いた人間ドラマをしっかりと丹念に描いている事にはやはり驚きを感じる。三組の無関係な登場人物達の物語が展開するのだが、10代の恋、中年期を前に将来に不安を感じる世代、息子の死の真実を知りたい母親と、三世代それぞれの人間ドラマが描かれていく。まったく接点が無い訳だからバラバラに描いてもいいところだが、それぞれのエピソードが折り重なる事で観ている側に不思議な緊張感を持続させているように思う。次作も楽しみな新人監督である。
35DH1の感想・評価
#003

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