天使の恍惚

天使の恍惚

作品情報

日本劇場公開日 1972年3月31日
製作国 日本

新着感想・ネタバレ

misaki14yamaの感想・評価
公開前後でタイミング悪く、新宿クリスマスツリー爆弾事件や連合赤軍リンチ殺害事件なんかが勃発したらしく、いろいろと難ありな中1972年に封切りされた、若松プロ・ATG提携の若松孝二監督作品。
若松孝二の表現する恍惚の姿は、生ぬるいものではなかったです。高校生の時から特別思い入れのある言葉のイメージが完全に塗り替えられました。
交渉や説得、訴え、腹の底から溢れ出る言葉の端々に、その時代特有の、絶対的信念に基づく熱き闘争の魂を見ました。完全にバーサク状態(ゲーム用語かしら)に陥った人間は窮地でも決して諦めない、ただしその事の良し悪しは一概には言えません。やはり現代人には根性が足りないのかな…とも思うけれど、それだって使い所を誤れば取り返しのつかない事態を引き起こしかねません。今だからこそ「昔の」社会背景を反映した作品で済むけど、当時は反対の声が多く上がったのも納得、つまりそういう映画です。単なる映画としてしか見れない自分にとっては十分見ごたえのある作品でした。
そのもの自体はそんなに重要ではないのだけど、如何せん濡れ場が多いので苦手な人にはツライところ。
@早稲田松竹
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