Fly Me to Minami~恋するミナミ

Fly Me to Minami~恋するミナミ

作品情報

原題 Fly Me to Minami
日本劇場公開日 2012年11月30日
製作国 日本・シンガポール

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 大阪アジアン映画祭@シネ・ヌーヴォで鑑賞。この映画祭での上映が世界初公開。秋には一般上映も予定されているそうだが、その際にはさらに編集が加えられたバージョンになるという。
 かつては実験的な作風が際立っていたマレーシア出身のリム・カーワイ林家威監督が、前作『新世界の夜明け』に続き、大阪を舞台にしたハートウォーミングな映画を作り上げた。だが、アジアを股にかけて活躍するリム監督のこと、一筋縄ではいかない設定になっている。香港で雑誌の編集を手がけるシェリーンと、アマチュア・カメラマンの大学生タツヤ。キャビン・アテンダントの韓国人と、コリアタウンで韓国雑貨を販売するシンスケ。二組のカップルの出会いと別れを描く。関西空港、大阪市立大学、三角公園など、馴染みのある場所が次々と登場。特に大きな出来事が起こるわけではないのだが、心あたたまる。劇中では、日中関係の悪化などにも言及される。そう、これは2012年冬の大阪におけるアジアの人々の交錯の一断面なのだ。マレーシア出身の監督だけに、ちゃんとマレーシア人も登場する仕掛けも(香港人という設定である主演のシェリーン・ウォンも、実際にはマレーシア出身とのこと)。
 我らが大阪を美しく描いてくれた監督に感謝したい。劇場公開版も楽しみだ。
 さて、上映後のQ&Aでは、業界人の方だろうか、監督の作品は「本」(脚本)が弱いのが残念だ、とする意見もあった。それに対して、...
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