香港定期船

香港定期船

作品情報

原題 Ferry to Hong Kong
日本劇場公開日 1960年2月26日
製作国 イギリス

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 500円DVDで。1959年のイギリス映画、香港とマカオでロケをしているが、大半はセットの船上シーン。だが、意外と楽しめる映画だった。不幸な過去を持つ飲んだくれのクルト・ユルゲンスが香港を追放処分になり、マカオにも上陸許可が出ないため、香港・マカオ間のフェリーから下船できず船上に住み続けることに。オーソン・ウェルズ演じる船長には煙たがられるが、海賊や台風を前にして果敢に立ち向かうことで自分を取り戻し、シルヴィア・シムズ演じる女教師と結ばれる、というストーリー。英米独中(香港)の俳優が共演している。
 映画では、周璇の歌った「四季歌」が編曲されて使われていて、編曲者として王福齢がクレジットされている。歌詞も明るい内容のものに変えられているようである(普通話で歌われる)。ダンスのBGMとしてもこの曲が再度登場する。
 香港側からは、粤劇~広東語映画のスター林坤山が端役で出演し、またキャセイ映画や『燃えよドラゴン』『女人四十』などにも出演した喬宏も海賊役で出演している。喬宏、まさに『空中小姐』で葛蘭と共演してスターダムに躍り出た時期であるのに、ちょっと扱いが悪過ぎないだろうか(いちおう、心の通った役柄ではあるのだが)。
 この時期の香港で撮られたハリウッド映画には『一攫千金を夢みる男』『慕情』(共に1955)『スージー・ウォンの世界』(1960)があり、後二者は、西洋人男性と東洋人女性(『慕情』は正確には英中ハー...
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