三姉妹 ~雲南の子

三姉妹 ~雲南の子

作品情報

原題 THREE SISTERS
日本劇場公開日 2013年5月25日
製作国 香港/フランス

監督・スタッフ・キャスト

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 映画の日、梅田ガーデンシネマで鑑賞。劇映画『無言歌』のあと、ドキュメンタリー映画へと戻ってきた王兵監督作。
 ロケ地は雲南省東部、四川省との境に近い標高3200メートルに位置する村。雲南では漢民族は低地に住むことが多いので、少数民族の村かと思いきや、漢民族の村だという。
 母は蒸発し父は出稼ぎ。10歳、6歳、4歳の三姉妹。なんとも過酷な環境だ。戻ってきた父は下の二人を連れて出稼ぎに行き、さらに出稼ぎを諦め、世話係の女性(≒再婚相手)とその連れ子を連れて戻ってくる。
 小型デジタルカメラだけで録ったという音がリアルだ。少女の咳き込む音、各種動物の鳴き声、テレビの音、風の音。雲南名物の水タバコの煙管、低い木の椅子なども映る。山道を走るバスがクラクションを鳴らすのも、雲南の調査ではお馴染みの風景だ。
 それにしても、父が出稼ぎを諦めて帰ってくるまでは、家には電気もない。作物も育たず、じゃがいもで飢えをしのぐ(段々畑も見えるが、雲南元陽の棚田のような立派なものではない)。友だちの男の子の家も、母親が蒸発しており、糞拾いをして生計を立てている。村長が政府の援助政策(村の移転補助?)を述べるが、それを受けるにも各自の負担が必要で、困難な状況に変わりはない。
 村に一人取り残された長女インインの姿が中でも印象的だ。近くの子供・嬌嬌との諍い。買いたいものが買えず校門前に一人佇む姿。そして学校の授業で身を乗...
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