カノン (1998)

カノン (1998)

作品情報

原題 SEUL CONTRE TOUS
製作年 1998年
日本劇場公開日 2000年9月30日
製作国 フランス
上映時間 93分

新着感想・ネタバレ

mazda620の感想・評価
子供の時に親に捨てられ、大人になって妻には駆け落ちされ、勘違いの重なりで殺人犯になり、それによって娘は施設にいれられて、、、と、うまくいかない人生によってずいぶんひねくれたくそなおっさんになり、再スタートを何度繰り返しても失敗のそんな男が最後に見出した人生観までをたどる話。
好き嫌いがかなり別れるギャスパー映画にしてはわりと好きな方でした。十分強烈な映像だけど「エンターザボイド」や「アレックス」と比べるとなんて見やすいギャスパー映画!!という驚きでいっぱいだった。"鑑賞を止めるなら今のうち"とわざわざ出てくるほど強烈なラストがあるんですが、他のギャスパー作品やコリンやクラークの強烈なティーンズ映画が好きな人ならわりと普通に見れるかもしれない、こういうのを好きって表現するのは間違ってるかもしれないけど、安っぽくなくてリアルな生死を感じれるからすごくいい意味で印象に残ったシーンだった。むしろこのラストシーンには悲しくなって、これと同じような話を以外とニュースとかでよく聞くかもしれないって思うとものすごくリアルに感じて泣いてしまった。
彼が最後にとった行動は世の中的には犯罪になってしまうんだろうけど、私的にはすごく愛を感じたし、この男の人も何十年生きてきて初めて愛を感じた瞬間じゃないかなって思って、今までの腐り切った人生さえ意味があったように思えて、この最後の答えを出すために...
Katsuhiko__Miyataの感想・評価
普通の映画に飽きてしまった方へ超オススメ(超どSな発言)。

グリーナ・ウェイ、クローネンバーグ、リンチ等のビザール・シネマ好きにはたまらない作品。この映画を観る前に前作『カルネ』も観ておくとgoodです。

ギャスパー・ノエの世界は全て選択によって決まる。人生もそうだ。めっちゃめっちゃ簡略した例をあげると、私が『有名アイドル○○を0時に○す』とTwitterで断言したとしよう。一瞬にして自分の住んでるところがブタ箱に変わる。『2001年宇宙の旅』で猿が骨を使って宙に投げたら宇宙船に変わるシーンもそうだ。猿が骨を選択したから宇宙船へ繋がったと改めて語りかけてきている気がする(ギャスパー・ノエは一番好きな作品は2001年と言及している。この作品もキューブリックを敬意を示したカメラワークとなっている。次作『アレックス』はブライアン・デ・パルマのようなに浮遊したカメラワーク意識とのこと。まぁ次作の最後は2001年の宇宙の旅のポスター出てきますよねー選択肢というものが全面的に出ていた作品でした)

ラストの部分は『恐怖分子』に似た点がありましたね。一ヶ月前に新作
『LOVE』という3Dの上映が決まって等々やつがきやがったか・・という気持ちになりました。
Miyako__Nagumoの感想・評価
ギャスパー・ノエ全開。映像がなんだかすごくて、ぐるぐるする。断片的に強烈に印象に残ってる作品
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