カミカゼ野郎 真昼の決斗

カミカゼ野郎 真昼の決斗

作品情報

日本劇場公開日 1966年6月4日
製作国 日本・台湾

新着感想・ネタバレ

changpianの感想・評価
 発売されたばかりの日本盤DVDで鑑賞。深作欣二監督、千葉真一・高倉健主演ながら、東映は配給のみで、製作は にんじんプロダクションと台湾の國光影業。國光影業とはほとんど実体がなく、台湾人の金持ちが出資した、ということらしい。タランティーノ脚本のアメリカ映画『トゥルー・ロマンス』では本作のポスターが登場し、また台湾の小説・郭強生『惑鄉之人』でも本作への言及がある。
 主人公の造形は、深作・千葉コンビの『風来坊探偵』シリーズと『ファンキーハットの快男児』シリーズが元になっているとのことだが、舞台が台湾ということもあり、どことなく日活無国籍アクションも想起させる。小林旭よろしく、千葉真一が主題歌も歌っている。
 ヒロインは台語映画界で活躍した白蘭。役名が香蘭というのも、またか、と思わせるが興味深い。台湾俳優のセリフは全て吹き替えだが、北京語を吹き替えの日本人が話しているため(デタラメ中国語ではないものの)声調がめちゃくちゃ。聞きづらい。他の人も書いているが「脱線」はクレジットがあるもののどこに登場するのか分からなかった。
 当時は日本では「高砂族」という言葉がまだ普通に使われていたのだなあ、と思わせる。戦後わずか二十年だが、日本人はこの当時から台湾では(台語ではなく)北京語を話すのが当たり前と考えていたのか、と思ったり。深みはないものの、見方によっては日台関係についていろいろ考えさせられる映画だ。
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