タリウム少女の毒殺日記

タリウム少女の毒殺日記

作品情報

日本劇場公開日 2013年7月6日
製作国 日本

新着感想・ネタバレ

wigglingの感想・評価
横川シネマにて。宇野港で何の予備知識もなく出会った衝撃から一年、やっと再会できた。あらためて危険な映画だと思う。初見では作品の多層性や情報の多さリアルさに酔ってしまったけど、今回は居心地の悪さをたっぷりと味わう事ができた。ネットを介してすべてを観察してるつもりが、同時にすべてを観察されているという言い知れない不安を突きつけられる。
ドキュメンタリーパートの無神論者たちの話もおそろしく魅惑的。クローン技術が世界から戦争をなくすというラエリアンの人の話とか、身体改造アーティストの神をも恐れぬ超絶パフォーマンスとか、iPS細胞学者の新しい倫理が生まれてしまいそうな話とか。面白すぎるわー。
そして、最後の砦である自分自身をコントロールする事に開眼した2011年のタリウム少女は新たな扉を開ける。こんなにグロいのに実に爽やかなエンディング。
しかし倉持由香の醒めた眼力がなんといっても白眉。こんな目で観察されたらそれはもう... と、別の価値が生まれるほどの美形っぷり。
さらに、エンドクレジットのSpecial Thanksに自分の名前が。憧れの渡辺真紀子と同じところに載っちゃったよ!もう思い残す事は何もない。
ime_cineの感想・評価
万人受けは絶対しない。タリウム少女の〜とタイトルでは謳ってますが、あくまでそれは監督の伝えたい事を知ってもらうキッカケでしかなかった気がします。現代の先端技術がなにをもたらしたのか、整形、脂肪吸引、監視カメラ、GPSチップ…。美しくなりたいなら、人々を監視する社会を作りたいなら、人間の遺伝子操作をすればいい。体内にGPSチップを埋め込んで管理すればいい。人間以外の動物に普通にやってることでしょ?このまま医学が進歩すれば、人間は人間の手で作れるかも?そしたら神様なんていないってことになるよ。ラストは、パーンってなって爽快。GABBAミュージックと、チルノのパーフェクトさんすう教室を映画館で聴ける良い機会です。グロシーンがやや多く、脂肪吸引手術のシーンは嘔吐きそうになりましたが、主人公が可愛いから頑張れた。
Yucaの感想・評価
映画の文法として新しいものだったので、リテラシーが問われるし問題も多いが、やはりその分、映画体験としても新鮮なわけで、快感があった。
後半は無理矢理感が否めないが、まあ完成度が低い方が、「物語なんてないよ」というコピーにもふさわしいのかもしれない。
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