母なる証明

母なる証明

作品情報

新着感想・ネタバレ

HMworldtravellerの感想・評価
母親の愛はなんて愚かで、なんて深く、なんて盲目的なんだろう、、。思わず深い溜め息をついてしまう後味の悪い韓国映画だった。

本来、母の愛は普遍的で 慈悲深く 包むような温かさと 愛ゆえの厳しさを持つものだと思う。が、ひとたび その愛情が正しさを見失い 偏った方向へ向かうと それは狂気に他ならない、厄介なモンスターと化してしまうのだ。

本作の息子は 知的障害を持っている。母親は息子を心配し食事や 行き先、 付き合う友人にも口を挟み、いい大人のはずの息子と1つのベッドで寄り添うようにして眠る。彼にもし障害が無かったら 、こうはならなかったのだろうか?

普通にいけば 母親のほうが先に寿命を迎えるのだから ほんとに息子のことを思うなら過保護にせず、彼が1人でも何とか生きていけるようにあえて試練を与えたり、生き抜くための能力を身につけさせるべきなのではないだろうか? 生き抜くための能力とは 少なくとも「バカにされたら黙っていないでやり返せ」と教えることではないだろう。この母にとって きっと、息子がバカにされることは すなわち その子を産んだ自分がバカにされること。だから 息子への教えは究極的な自己愛だとも言える。

息子を演じたウォンビンの、視線が定まらず 常に空中を泳ぐような目が恐かった。彼はどこまでを自覚しているのだろうか。終盤、母親にあるものを差し出す時の表情といったら‼︎ 空虚な表情の中に秘めたものは悪意か無知か? 嫌悪感を煽るような静物描写や人々の佇まいなど後味が悪く2度は観たくないのに 観て後悔してはいない自分が恐い。常軌を逸した情念に満たされた作品なので 誰にでもおすすめはできないけれど 作品としては よくできていると思う。
Tomochika_Nakanoの感想・評価
韓国映画初体験。正義が問われる、題材も結構触れにくいものだと思う。アジアでもこんな快作が作られてるなんて。3.5
halu1211の感想・評価
記録用
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