自由と壁とヒップホップ

自由と壁とヒップホップ

作品情報

原題 Slingshot Hip Hop
日本劇場公開日 2013年11月1日
製作国 パレスチナ・アメリカ合作

新着感想・ネタバレ

toraの感想・評価
モサド関係の書籍を読んだりjewish hiphopをちょこちょこ聞くので、対立するパレスチナ側のヒップホップに純粋に興味があり観てみました。音楽的には洗練されてるとは言い難いけど、物凄くエネルギーに溢れているなあと。ラップで人々の言いたい事を代弁し、団結を促しパレスチナ人としての、またアラブ人女性としてのアイデンティティーを取り戻さんとする彼らのバイタリティーには感服します。ヒップホップに関心がなくてもイスラエルとパレスチナの領土問題を多少抑えておけばスラスラ観れる作品だと思います。パレスチナ難民抑圧の歴史には同情を禁じえない部分がありますが、補足しておくと監督がアラブ系アメリカ人なので、かなりパレスチナ寄りの内容です。実際にはパレスチナもファタハやハマースが、ユダヤ人を報復的に殺害してきた史実もあるので劇中、警備が厳重なのにはそれなりの理由もあるのですが、そういったところまでは立ち入っていません。どちらの民にも虐げられてきた背景があるだけに、複雑な気持ちになりました。イスラエル、パレスチナ問題に関しての本当の悪はユダヤ人にもパレスチナ人にもいい顔して、この問題をほっぽらかしたイギリス。これを改めて思い起こしました。ラビンが生きていたら…と思ってしまいます。
Miho_Kodamaの感想・評価
凄く良かった。熱いものが伝わってくる。イスラエルに対する抗議だけでなく、自分達アラブの世界や男女差別にも目を向けていて、私達と変わらない。これはどこか遠い国の問題ではない。私達も同じだ。彼らがとても身近に感じられた。サントラCD が欲しかったのに売り切れていたのが残念。
laa_laa2316の感想・評価
ヒップホップに音楽的に興味がなくても、あるいは不良っぽいみたいなイメージを持っていても、この映画はパレスチナの現状を知るツールとして、あるいは考えるきっかけとして非常に意味がある。ヒップホップという手段を用いていても、彼らに暴力的なところは微塵もない。世界でこんなにも真摯に音楽の力を信じている人がいると思うだけで、胸が熱くなる。また監督が女性でアラブ社会における女性の立場にも言及している。
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