ニンフォマニアック Vol.1

ニンフォマニアック Vol.1

作品情報

原題 Nymphomaniac: Vol. I
製作年 2013年
日本劇場公開日 2014年10月11日
製作国 デンマーク・ドイツ・フランス・ベルギー
上映時間 117分
ジャンル コメディ>ブラックコメディ

あらすじ

ある冬の日、初老の男性セリグマンは家の前の通りで女性ジョーが倒れているのを発見し、家で介抱する。その後回復した彼女はセリグマンに何があったのかを尋ねられ、自身の衝撃的な半生を綴っていく。

新着感想・ネタバレ

chihoの感想・評価
ユマサーマンに笑う
HMworldtravellerの感想・評価
ニンフォマニアック。色情狂または色情症。気分障害の一種である躁病状態の際に併発する場合があり、量的に過剰な性交(セックス)を求めたり、オナニーを何度繰り返しても満足しないような症状が見られる (出典 Wikipedia)

誤解を恐れずに言ってしまおう。・・・おもしろかった。

私にとってトリアー監督の作品は、観てハッピーな気持ちになれるとか、登場人物に共感したりとか、言いようの無い感動を覚えることが決して無い映画だ。好きではない。苛立ちを感じたり、ひどく落ち込んだり、嫌悪感を覚えたりする。でも、頭で考える以前の本能的な部分や心の奥深くを掻き乱され揺さぶられ弄ばれたような気持ちになるせいか、結果として強烈に記憶に残るのである。

本作も例外ではなく、主人公ジョーの奔放過ぎる性には正直、ドン引きしてしまう。性はあるけど愛は無い。と言うよりも「愛なんてくだらないものに取り憑かれた世の中に反抗していたのよ」の言葉のとおり、愛を敵視し嘲笑する。そして過剰な性遍歴の結果、何も感じなくなるとは なんて滑稽で皮肉なことこの上ない落とし込み方なんだろう。。トリアーという人の描く女性は、世の中のmajorityとは違う方向に幸せや価値観を求めているように見える。

そんな ”トリアー的 通常運転” な描写の作品なのにおもしろいと感じたのは多分聞き手のセリグマンの妙に哲学的な薀蓄のせいだ。男漁りをするジョーの行動を釣り(フラ...
mazda620の感想・評価
色情狂、
異常な性欲、それはどんな数、どんな人、どんな行為でも満足感を得られない、そんな「ニンフォマニアック」の一人の女性が過去の体験を語る。
またすごい映画を見てしまった、すごいっていうか凄まじいっていうか、私のボキャブラリーじゃ伝えられません。単純に激しい性行為があるのかと思ったけどそういう凄さではない、欲望に溢れていて、本能的で、これこそ人間で、かき乱されそうなほどに感じさせられる。
私たちは欲望の中で生きてる、こういう異常な人がいるってことじゃなくって、私たちだって同じ。生まれた瞬間の全ての人間が、それは、無欲だって言う人間さえも誰もがみんなそうだった。私たちは永遠に120%で満たされることはなくって、むしろ満たされないから生きれてる、なにもいらないってほどの満足感を得た時、それは死だと思う。
その最強の絶頂の瞬間って自分以外の何かのことを考えられない、もはや快感とも呼ばない、彼女の言う「宇宙でひとりぼっちになった感覚」がまさにそうで、最強の満足感というのは無に近いと思う。その孤独感は私も小さい頃から何度もあって、すごく幸せな時とかこれから楽しいことがあるって時に、幸せで嬉しいきもちとほぼ同時にひとりぼっちのような孤独感を感じる。幸せなことも楽しみなことも間違いないのに、どこから湧いてきたのかわからないほどの孤独感も間違いなくて、自分できもちが矛盾してることをわかってるから...
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