パラダイス 神

パラダイス 神

作品情報

原題 Paradies: Glaube
日本劇場公開日 2014年2月22日
製作国 オーストリア

新着感想・ネタバレ

mazda620の感想・評価
性欲に求める形を愛、希望、神 それぞれをテーマにして描いたパラダイス三部作。神に異常な愛を注ぐ叔母の話。
キリスト教の叔母の夏休み、夏休みだっていうのに日中は大きなマリア像を抱えていろんな家を回って宗教運動。三部作の中でおそらく一番シュール。タイマーをはかって数分間、マリア像を持ちながら家中を膝立ちでブツブツ言いながら歩き回ったり、家にかざってあるイエス様に向かいながら自分の体にムチをいれたり、かなり強烈。
彼女にとって神に捧げる時間こそパラダイス。そんな時に離れて暮らしてた(?)異教徒の旦那が帰ってきたことで完璧なバランスでできた彼女の宗教生活が狂い始める。
異教徒の人から見ればそこまでして何を得るのかわからない。宗教観は人それぞれとしてもかなり頭おかしいようにみえる。そしてここまで毎日ストイックにお祈りしたところで神が自分に何かを与えてくれるわけではないことに気づいてしまう彼女。他の2部作と同じように考えるなら神はいないというのがこの映画の結末なのかな、三部作の中では本作だけ少し違う方向に思えた。
パラダイスは盲目に一直線になる人間が留まってしまう現実のような夢なのかもしれない。全ては自分の欲でしかなくそこに愛も希望も神もない。
nagahima5050の感想・評価
2014.3.26.16:30.〜ユーロスペース
ciatrをフォロー: