M (1931)

M (1931)

作品情報

原題 M-Eine Stadt sucht einen Mörder
製作年 1931年
製作国 ドイツ
上映時間 117分
ジャンル スリラー>サスペンス

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
ドイツ表現主義の作品としてよく名前の挙がる本作。少女連続殺人犯が警察ではない人々に追い詰められていきます。
前半はごく普通のサスペンス映画のようにみえます。思い返せばドイツ表現主義を思わせる(そもそもドイツ表現主義がなんなのかよくわかっていないのでアレですが…)映像なんかもあったり、後の映像作家であるヒッチコックとは少し違いを感じます。
本作が特徴的で面白いのは後半。殺人犯の犯行によって、街の人たちだけではなく街の悪人たちも自分たちの活動の制限を受けて困っていたのです。なので犯人を追い詰めて捕まえたのは街の悪人たち。彼らは自らの手で犯人を処刑しようと考え、裁判を行います。正当に裁判が行われれば神経衰弱で精神病院に移送されそうな犯人を、死刑にしたい人々。善悪に被害者感情やその他の利害が干渉してもいいのか、現代においても課題になっているテーマではないでしょうか。こういう映画って法学部の授業とかで観るのかな。
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