ギヴァー 記憶を注ぐ者

ギヴァー 記憶を注ぐ者

作品情報

原題 The Giver
製作年 2014年
日本劇場公開日 2015年9月5日
製作国 アメリカ
上映時間 97分

あらすじ

いかなる争いも揉め事もない平和な管理社会が築かれた近未来。飢餓も貧困もなく、全ての苦痛が排除され、完全な平等世界であるコミュニティーは、まさに理想郷であった。過去の記憶を一切持たない住人たちは、指定服の着用と感情の高揚を抑制する毎朝の投薬、そして正直であることが義務づけられ、長老委員会が指定する職業に就いていた。 少年ジョナス(ブレントン・スウェイツ)は、養育センターで働く父(アレクサンダー・スカルスガルド)と母(ケイティ・ホームズ)、そして妹の4人で家族ユニットを組んでいたが、職業任命の儀式で主席長老(メリル・ストリープ)から〈記憶を受け継ぐ者〉=ザ・レシーヴァーに指名される。だが、それは最も名誉ある仕事であると同時に、苦痛と孤独を強いられる辛い職業でもあった。 全コミュニティーの過去の記憶を唯一蓄えている賢者〈記憶を注ぐ者〉=ザ・ギヴァー(ジェフ・ブリッジス)から人類の記憶(歴史)を日々伝達されることになったジョナスは、気候制御のために排除された〈雪〉や〈色彩〉〈音楽〉〈愛情〉〈夢〉といった様々な事象の存在を知っていく。 やがて〈戦争〉の残虐さと、同一化計画を進める長老委員会が〈解放〉と言い換えている〈殺人〉を目の当たりにしたジョナスは、安全で差別のないコミュニティーの裏側に隠された秘密と真実、そして共同体の限界を痛感、現状を変える旅に出ることを決意するが……。

新着感想・ネタバレ

Kyohei_Fukubaの感想・評価
設定がおもしろい

けど、途中まで見せ方は短調
でも終盤にかけての音楽とともに物語が高揚していく感じはよかった、けど主人公の友達が主人公をドローンで捕まえようとする時に嘘を付いて普通の人間みたいな振る舞い方をしたのは確実に設定とズレていて萎えた
s_p_n_minacoの感想・評価
絶対的に管理された世界、選ばれし若者…YAファンタジーSF原作のパターンですな。そこの指導者がメリル・ストリープ、主人公を導くのがジェフ・ブリッジス。脇にはケイティ・ホームズやアレキサンダー・スカルスガルド。これもパターン。但し、シリーズものと違って話はごく単純。偽りの善き世界で、タブーとされる過去の記憶を伝授された青年が人間らしさに目覚めてく。モノクロ画面が徐々に色付いていったり、テーマを説明する映像がどっかのCMみたいで薄っぺらいけど、中学生くらい向けだと思えば非常にわかりやすくて良いんじゃないでしょうか。主役ブレントン・スウェイツやキャメロン・モナハンなど若手キャストはみんな可愛い。
Hirofumi_Nakajimaの感想・評価
アメリカの中学生が、英語の授業で読書させられる名作。よくもこのような世界を1993年に文字で表現していた。原作を読んでから、ずっと、もしgiverの世界が実在したらどうなるのかを考えることがあったが、それを映像化してくれて、感動した。苦痛、争いの苦悩であったり、それを愛と勇気を用いて克服したり、人間とは何なのかを、性善説と性悪説で、描写している、非常に考えさせられる映画。作者は人間を性善説的に見ているが、人によってはユートピアの方が良いのではと思う人もいるのでは。老人は年をとると解放という名目で処刑され、障害者も異端児も全員処刑され、清く正しい秩序のみが存在する社会も実は良いのかもしれない。
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