ニンフォマニアック Vol.2

ニンフォマニアック Vol.2

作品情報

原題 Nymphomaniac: Vol. II
製作年 2013年
日本劇場公開日 2014年11月1日
製作国 デンマーク・ドイツ・フランス・ベルギー・イギリス
上映時間 123分
ジャンル コメディ>ブラックコメディ

新着感想・ネタバレ

aya06の感想・評価
vol.1 コミカル
vol.2 重い
HMworldtravellerの感想・評価
ラース・フォン・トリアーの映画を観ると、自分がそれまで持っていた幸不幸や善悪の価値観を掻き乱されるような感覚に陥る。人間の本質をとても深いところで切り出して、目を背けたくなるほどにそれを拡大し大衆にさらしてくるやり方に、どうしても溜め息が出てしまう。そして溜め息が出るというのは、異質に見えるほどひどく誇張してはいるが、人間の本質を捉えていることを認めざるを得ないからだろう。

1も衝撃的だったが2はそれに加えて痛々しく倒錯的で、ありとあらゆる性的嗜好が語られる。3PにSM、同性愛にロリータ。何でもあり。ニンフォマニアック(色情狂)なのに不感症となり、かつての感覚を取り戻すことを全てにおいて優先するジョーにとって、性欲はもはやアイデンティティに等しいのかもしれない。

が、私がひどく考えさせられたのはそこではなく、終盤にセリグマンが発した言葉とそこからの展開。「もしこれが男だったら凡庸な話になっていただろう。」確かに。もちろん、程度問題なのでここに描かれたものがどこにでもあるありきたりな話とまでは言わない。が、確かにこの映画の主人公が男だったら観客は「衝撃的だ」と果たして言うだろうか?答えはNOだ。女の物語だからこそ衝撃的だった。そこに社会の昔も今も変わらない倫理観を感じざるを得ない。

男と女は生物学的に違う生き物だ。だが、女にも性欲はあり、それはおかしなことではないはず。主人公ジョーは...
mazda620の感想・評価
異常な性欲の塊、色情狂こと、ニンフォマニアックの続編。ここ1.2年でトリアーの凄さを知った私にとってはトリアー映画、初の映画館鑑賞となる作品でした。
欲望がストレートに純粋にだだ漏れだったVo.1に比べて、欲を抑えることでさらに湧き上がる欲情てきなVo.2。開けちゃダメだよって書いてあると開けたくなる、知らなくていいことだよと言われると知りたくなる、ダメと言われると欲しくなる、カリギュラ効果。制限されることで、その制限に反抗したくなるきもちがわく。その欲が満たされる瞬間が目の前にあるとわかっているとなおさらで、我慢できないというきもちが強いほど満たされた時のきもちも強いと思う。
ラスト何故"ああいうこと"になったのかはまさにカリギュラ効果なのかなと思う。人の心理に絶対なんてないと思う、みんな互いに影響しあってる、誰かは誰かのことをみて何かを感じてる、"感じる"という感情があり続ける限り人のきもちなんていくらでも変化する。私たちの感じてることは言葉なんかじゃ説明できないから、定義付けだってできないし、どこにも本当は属さない。私は無欲なんてないと思っていて、人なんて欲望の塊だって思ってる、そんな人々に圧倒する。ラストに唖然としながらも、なんて人間らしいんだろうって。今までの言葉に矛盾が生まれてしまったとしても、体が反射的に?本能的に行動したことに嘘はないと思う。人間くさい。私たちは欲望の塊だけどそ...
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