皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇

皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇

作品情報

原題 Narco Cultura
製作年 2013年
日本劇場公開日 2015年4月11日
製作国 アメリカ・メキシコ
上映時間 103分

新着感想・ネタバレ

nagahima5050の感想・評価
2015.5.15.イメージフォーラム
____RiN____の感想・評価
救いようのない映画は幾つもありますが、あくまでフィクションです。もしくは現実を誇張し、プロの俳優とプロの演出家とプロの脚本家により効果的に脚色された「ノンフィクション風」です。これらは、作り物だから見られる、といったところがあると思います。現実には俳優たちは傷ついていないし、ましてや死んでもいないわけですから。しかし、ドキュメンタリーは違います。
わたしは、若くそれなりに情熱的であり、好奇心も旺盛で、タフであると自負しています。ですが、よくできたドキュメンタリーというのには、しばしば精魂を根こそぎ持っていかれます。今回も、なかなかしんどい鑑賞体験でした。先に言っておきますが、観ない方が良かった、と思っています。

これは偏見なので眉をひそめていただいて大いに結構なのですが、日本人にとって、もっとも得体の知れない(感情の見えない)人種と言うのは銃を持った南米の黒人たちのような気がします。人に銃を突きつけ、大して面白くもないジョークで笑い転げ、次の瞬間には撃ち殺す。そして、ほんの一瞬前まで人間であったそれを指差してけたたましく笑い、ビールを煽る。訳がわかりません。そんな、訳が分からずどこまでも凶暴で狂気に満ちたシーンが続きます。
そんな恒久的に続く狂気に麻痺させられた大衆は、他より強い暴力と強者を讃える底抜けに明るいラテン音楽に酔っていきます。一種の防衛本能なのでしょうか、ギャングた...
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