コングレス未来学会議

コングレス未来学会議

作品情報

原題 The Congress
製作年 2013年
日本劇場公開日 2015年6月20日
製作国 イスラエル・ドイツ・ポーランド・ルクセン
上映時間 120分

あらすじ

2014年、ハリウッドは、俳優の絶頂期の容姿をスキャンし、そのデジタルデータを自由に使い映画をつくるというビジネスを発明した。すでにキアヌ・リーブスらが契約書にサインしたという。40歳を過ぎたロビン・ライトにも声がかかった。はじめは笑い飛ばした彼女だったが、旬を過ぎて女優の仕事が激減し、シングルマザーとして難病をかかえる息子を養わなければならない現実があった。悩んだすえ、巨額のギャラと引き換えに20年間の契約で自身のデータを売り渡した。スクリーンでは若いままのロビンのデータが、出演を拒んできたSFアクション映画のヒロインを演じ続けた――そして20年後、文明はさらなる進歩を加速させていた。ロビンはある決意を胸に、驚愕のパラダイスと化したハリウッドに再び乗り込む。

新着感想・ネタバレ

mandarin100の感想・評価
2016.6.13
HMworldtravellerの感想・評価
表層的にはマトリックスとパプリカを融合したような世界観。マトリックスの映画体験で考えさせられた、幻想の世界で幸福そうに生きるか、辛くても現実世界で生きるかというテーマ。パプリカで見た夢と現実との境目がわからない、不確かでサイケな感じ、極彩色の空間。

だが、マトリックスのそれはコンピュータによって作られた仮想世界であるのに対し、本作ではその世界をつかさどっているのは人である。パプリカでは装置を使って他人の夢に浸入するが、本作は薬を服用し自分自身の望む姿で幻覚の世界に生きる。だから、根本的には別物なのだが、心象としてはこの2作を彷彿とさせるものだった。

俳優の容姿、喜怒哀楽の感情表現をすべてスキャンし、それを使ったCG俳優を映画会社が好きなように使うというビジネスが誕生するが、、という話。ストーリーは現在&映画界にとどまらず、それが高じた未来の話へと繋がっていく。

まともに考えると、アイデンティティって一体何だ?ということになってしまう。身分とか職業とか、趣味とか生きがいとか、自分らしさとか個性とか主張とか、そういったアイデンティティを構成するすべての要素を放棄して生きるのが本作の幻覚の世界とも言えるし、自分の形成したいアイデンティティを頭の中で形成しそれに浸って生きることこそ究極のアイデンティティの実現だという言い方もできるかもしれない。なんだか、底知れぬ深淵の闇を覗いたような...
Satoko_Suzukiの感想・評価
2015/10/12
ついこの前、「マッドマックス・怒りのデスロード」を4DXで見直してみて、4DX初体験だったので、映画鑑賞の新しいカタチ(ってかアトラクション)を実感しました。

でもこちらも、ある意味「映画の新しいカタチ」を非常に感じる鑑賞となりました。
原作は難しいんだろうな、と思いつつも、映画化にあたり、実写とアニメの融合、と言う面白い手法を選んだことで、分かりやすく、逆に更に難しくなったようにも思えます。まあ、あんまり深く考えずに、感覚で観ていると結構トリップ出来て面白いです。「映画の新しいカタチ」からもっと進化して近未来のディストピアが見えてきます。「マトリックス」「ロストチルドレン」が好きな人は結構イケます!
ああ、あのアニメーション、好きだなぁー。お酒ガンガン飲みながら観ても良いのでは。
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