ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

作品情報

原題 Feher Isten
製作年 2014年
日本劇場公開日 2015年11月21日
製作国 ハンガリー・ドイツ・スウェーデン
上映時間 119分

あらすじ

多感な少女リリは13歳にして自分を取り巻く世界に疑問を抱いていた。両親は離婚し、学校で所属するオーケストラでは問題児扱いされている。 どこにも居場所がないリリの心のよりどころは賢くて素直な飼い犬のハーゲンだけだった。 そんなある日、リリは数日間、折り合いの悪い父親のもとに預けられることになった。久々に対面したこの日も、 父親はアパートに連れ込んだハーゲンのことが煩わしくてしょうがない。最近、この国では雑種犬の飼い主に重い税を課す新たな法律が施行されていた。 当局からの税金の催促と、リリの反抗的な態度に怒った父親は、高架下にハーゲンを置き去りにしてしまう。 「必ず迎えに来るから!」と涙するリリ。これが少女と犬の長く壮絶な受難の日々の始まりだった。 リリはいっそう孤立感に打ちひしがれ、必死にハーゲンを捜し続けていた。途方に暮れて犬の保護施設をも訪れるが見つけられない。 ハーゲンは執拗な野犬狩りを行う当局に追われ迷い込んだ路地でホームレスに拾われ、野犬ブローカーに売り飛ばされてしまう。 安全な場所で穏やかに育ってきたハーゲンにとって、行く手に広がるのは恐ろしいほど無秩序な世界だった。 流浪の果てに裏社会の闘犬場へと駆り出され、獰猛な野生に目覚める。 やがてハーゲンは、虐げられてきた犬の群れを率いて人類への反乱を引き起こすのだった……。

新着感想・ネタバレ

B50371952の感想・評価
迫りくる250ぴきワンちゃんの大軍勢。ハンガリー版『流れ星銀』。ただし闘うのは秋田犬じゃなくて雑種で、敵は羆じゃなくて不条理を強いる人間ども。
見ていて疲労するのはたとえ人間でなくて犬であっても虐げられる弱者を見るのはしんどいからだろう。
白百合のように気高いリリを演じるジョーフィア・プショッタのキリリとした容貌がドストライク。将来が楽しみ。『レオン』のナタリー・ポートマンを見た人はこんな気分だったろうか。
フェティシズムに溢れるシーンでありがとうございます、と心中で呟いた。
ayamilkyの感想・評価
犬の演技がとにかくすごかった!!!
演技というのか、自然な動きをつなぎ合わせたのか、ベタな展開であってもそれだけはすごかった。
道徳的な映画とのことなので、真面目に描かれてるんですよね。「鳥」みたいだったり「猿の惑星」っぽかったりも含め…。
前半の犬が人間のワガママに振り回される部分は心が痛みました。

けど、ちょっとつっこむとしたら。
雑種の課税の件やラストの女の子の棒切れ投げるシーンはちょっと「?」って感じでした。犬にとって人間は家族なの?神様なの?何がハーゲンの心を取り戻したの?
「救うのは少女の愛」って予告でありましたが、私にはそんなに伝わってはこなかったです。むしろ彼女が犬を統率して雑種を虐げる大人たちを虐殺するリーダーだったら面白かったのに笑
whentheycryの感想・評価
離れ離れになった少女と犬がそれぞれお互いを失いながらも経験し成長し、2人が再会する。

犬版『猿の惑星』というのも納得。『鳥』のようなパニック映画でした。が、捨てられた犬達の過酷な現実のストーリーラインは辛くて見てられません。
そこに飼い主の少女の大人になっていくストーリーも同時に進んで行くのですが、かの2つを1本の映画で同時に描く理由が最後まで見てもピンと来ませんでした。

犬側の過酷なストーリーとは裏腹に少女の成長物語の描かれ方は素敵で今度はこっち一本で撮ってほしいなと思いました。
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