顔のないヒトラーたち

顔のないヒトラーたち

作品情報

原題 Im Labyrinth des Schweigens
製作年 2014年
日本劇場公開日 2015年10月3日
製作国 ドイツ
上映時間 123分

あらすじ

戦後十数年を経て、西ドイツは経済復興の波に乗り、殆どの人が戦争の記憶、自分たちが犯した罪を過去のものとして忘れ去ろうとしていた。 そんな時、一人のジャーナリストがアウシュヴィッツ強制収容所で親衛隊員だった男が、規則に反し、ある学校の教師をしていることを突き止める。 駆け出しの検察官ヨハンは、上司の引き止めにも耳をかさず、この一件の調査を始める。 ジャーナリストのグニルカ、強制収容所を生き延びたユダヤ人のシモンとともに、アウシュヴィッツでの悪行に関わりながら、罪を問われることなく普通に市民生活を送っている元親衛隊員個々人の証拠を集め、主席検事バウアーの指揮の下、ナチスがアウシュヴィッツでどのような罪を犯したのか、その詳細を生存者の証言や実証を基に明らかにしていく。 そして、1963年12月20日、 フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判の初公判が開かれた。

新着感想・ネタバレ

Ken_Changの感想・評価
主人公の男性がとにかく魅力的で存在感もあって素晴らしい演技をされてましたねぇ、誰か知らんけども

もう一人、ヒトラー暗殺13分の誤算では冷酷なナチを演じたヨハン・フォン・ビューローが、今作ではナチを裁く側の個性的な検事役を演じてました

そんなもんで演じる側はかなりレベルの高い俳優さん揃いだった気がします

しかしながら、正直なところ出来栄えは(´・ω・`)ガッカリ…

なんでこない中途半端な感じにしたか解せません…

フィクションならフィクション、ノンフィクションならノンフィクションにすればいいのに

いや、この複雑だった問題を大衆向けにエンタテインメント性も混ぜたり、ラブシーンも混ぜたりして分かりやすくしたんですわ( ^,_ゝ^)ニコッ

て、いらんシーンばっかりやないかい!!

そもそも若い検事がアウシュビッツ?何それ?て多分ないと思うんですよねぇ…この辺の設定がやけに誇張されて感じて途端に薄っぺらくなっていた気がします

しかも感化される発端の記者が、おれも実はナチでアウシュビッツにおってん、罪悪感からこの状態を何とかしたいんや…、てこれもないわー(´・ω・`;)

こんだけ長い時間使うんだったら編集次第でノンフィクションでもグッと重厚に骨太でゴツゴツした映画に出来た気がするんですけどね…

監督さんはデビュー作らしいので、仕方ないのかな

とりあえず色々勉強になりました、多分笑
HMworldtravellerの感想・評価
「無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」とはソクラテスの言葉だが、この映画を観てこの言葉を思い出した。知らないということが これほど罪深いと思ったことは今までになかったかもしれない。

ドイツ人がドイツ自身を裁き、ドイツの歴史認識を変え大きなターニングポイントとなった1963年のアウシュヴィッツ裁判。裁判に持ち込むまでの苦闘を取り上げた、実話に基づいた映画。

戦後、アメリカの手による再教育で ドイツが行ったむごい戦争犯罪が明らかにされ、一般国民も自国の残虐行為や大量殺戮を知り、自分たちが犯罪者に手を貸していたという認識も生まれたと言われている。が、戦後10数年が経った1950年代後半から60年代前半当時は、若い世代を中心に 大量殺戮どころかアウシュビッツの名前さえ知らない人々が大半を占めていたという事実に驚く。

ヒトラーと同じ『ドイツ人』の名を背負わなければならないことの恥辱、生きるために他に選択肢がなかったにせよ 親世代がナチの党員であったことへの苦悩、「もう終わったことだから忘れたい」というシニア世代の意識。様々な思いや主張が渦巻く中で、臭い物に蓋をせず事実に目を背けず 裁判に持ち込んだ当時の関係者の信念と勇気と努力。本作のおかげで、時代の違う遠く離れた日本にいても その一端を知ることができた。

知恵・知識が何か行動を起こし社会の役に立つ第一歩だとすると、「知らなくていい」...
Satoko_Suzukiの感想・評価
2016/02/14
世界中の、戦争経験国の人間は観るべき映画だと思います。

ドイツ、ヒトラーの独裁政治が終わり、ナチの残党が普通に市民として暮らす、「戦争責任」なんて無かったものとして片付けられようとした時代(そんな時期があった事を知らなかった!)に、駆け出しの検事が、アウシュビッツ収容所の事実を知り、裁判へと発展させるお話。

すごく重苦しそうな題材ですが、一若き検事の恋も絡めた成長ものとして観れますし、周りの検事仲間(「HERO」みたい)の人間臭いキャラクターなんかも良く描かれていて、見応えあります!

日本ももっとこういう映画の作り方をしてくれたら、もっとこう、、、なあ、、、。
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