はなちゃんのみそ汁

はなちゃんのみそ汁

作品情報

製作年 2015年
日本劇場公開日 2015年12月19日
製作国 日本
上映時間 118分

あらすじ

恋人との何不自由ない幸せを夢見ていた千恵はある日、乳がんを宣告される。見えない不安に怯える千恵に信吾は優しく寄り添いプロポーズをする、こうして2人は晴れて夫婦となった。 抗がん剤治療の影響で卵巣機能が低下、出産をあきらめていた千恵だが、ある時妊娠していることが分かる。産むか産まないか―産むということはがんの再発リスクが高まり、自らの命が危険にさらされるということだった。 周りの支えで命を懸けて産むことを決意し、はなを無事出産。 しかしながら家族3人、幸せな日々は長くは続かず、千恵を再び病魔が襲い、余命があとわずかと判明。私がいなくなってもはなが暮らしていけるようにと、千恵は鰹節を削って作るところから始めるみそ汁など料理や家事の大切さを教えはじめる。 彼女たちのおいしくてあったかい、かけがえのない日々が続いていく。

新着感想・ネタバレ

takiaiboの感想・評価
ブログに忠実に作品化されているのか大袈裟な泣かせる演出みたいなものもなくそれがよかった。
無邪気な子どもの行動や発言で、それを残していなくなると思うと言葉にならない感情がこみ上げてきた。
バランスのとれた食事の大切さ、ガン検診に行くことの必要性を感じた。
HMworldtravellerの感想・評価
デルタ航空機内で鑑賞。
個人的なことだけど、私の母は私が高校2年の時に乳癌を患った。『はなちゃんのみそ汁』の はなちゃんは、主人公 千恵さんが乳癌罹患後に結婚し出産した娘だし、私の母は幸いにも今も健在なので はなちゃんと私の立場は違う。けれど身内に乳癌患者がいたということと、かつて住んだことのある福岡が舞台ということで他人事のようには思えない後味が残った。

どんな病気でも病気は辛いものだ。が、乳癌で乳房切除となると女性にとっては病気それ自体がもたらす身体的な苦しみとはまた別の心の痛みを伴う。劇中、そんな場面は全く無いのだけど、私は手術前夜にそれまで気丈に振る舞っていた母が切除するほうの胸を撫でながら「xx(私)もyy(弟)もなぜか こっちのおっぱいばっかり吸ってたのよね......。」と私の前で初めて泣いたのを思い出した。

乳癌罹患、それを乗り越えての結婚、加えて思いがけない妊娠。自分が千恵さんの立場ならはたしてどういう選択をするのだろうか。産めば再発リスクが高まる。子供を持てないことを承知で結婚を望んだ夫のためにもリスク回避の選択をするのか。リスク回避しても再発可能性は0にはならない。ならば授かった子供だしやはり産もうと決断するのか。

産んで自分が死んでしまったら...。男手ひとつでの子育ては大変。新たな人生を歩むのに子供が足かせにならないだろうか。それとも、自分がいなくなった場合にこそ子供が...
mataro_minceの感想・評価
かつおぶしを削りお湯を沸かして豆腐を切りみそを溶き入れる。はなちゃんの毎日の仕事はみそ汁をつくること。お父さんはニコニコ見守っている。お母さんも悪性腫瘍と戦いながら笑顔で日々を送る「はなちゃんのみそ汁」シネリーブル神戸2。ごく普通の家族の物語。困難を抱える人達へ静かな応援歌。2016年2月3日 波乱のお話しではない。希望を失い苦しみに頭を抱え受け容れ静かに暮らす普通の家庭のお話しを丁寧に描いている。だからこそ伝わるこの力強さに後半ようやく気づいた。同じ苦しみを抱える人なら前半からわかったことかもしれない。そして子を産み育てることの喜びも同時に伝えることに成功している。俳優の涙てんこ盛りや子供の愛らしさを押し付けるような演出もなくあくまでさり気ない、でも観た後グッと来るいい映画だった。
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