スクープ 悪意の不在

スクープ 悪意の不在

作品情報

原題 Absence of Marice
製作年 1981年
日本劇場公開日 1982年2月20日
製作国 アメリカ

新着感想・ネタバレ

____RiN____の感想・評価
シリアスな事件の新聞記事、回るプレス機、眉間に皺を寄せる男女の影、不穏なオープニングは、これからゴリゴリの社会派映画が始まるぞ!と圧力をかけてきます。
面白いから、その言い回しの方が読者の心をつかむから、過激でセンセーショナルな言い回しなら一面が取れるから、そんな記者の焦りから、曖昧な情報は確実になり、冤罪は犯罪になる。そんな恐怖を、不条理を、豊富な会話劇からジワジワと形作っていく脚本は、現代の映画では影を潜めがちな文学的な匂いを感じました。さらに、そこからもうひと展開あり、観客の頭を掻き回す仕様。よく二時間にまとめたな…!
人間を軽視したジャーナリズムを冷たく軽蔑する、巨匠の名作です。それにしても、どうしてもラブ・ロマンスを噛ませたがる感じが鼻に付くな…それいる?ってどうしても思ってしまう。
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