マジカル・ガール

マジカル・ガール

作品情報

原題 MAGICAL GIRL
製作年 2014年
日本劇場公開日 2016年3月12日
製作国 スペイン
上映時間 127分

新着感想・ネタバレ

mazda620の感想・評価
日本のアニメが好きな白血病の女の子のために、父親が奮闘して一点物のコスプレ衣装を買ってあげる話、、、だったはずなんだけどあれ??、そういえばそういう話だったな最初は、、笑。 ってなる衝撃的結末を迎える。何の映画見に来たんだっけ私、ってなった。。。笑
スペイン的音楽と昭和の歌謡曲が交わる映画、どんだけシュールなんだよまじ。。。衝撃的な映画ってよりは強烈な映画って言った方が自分的にしっくりくる。
映画を見終えて帰りながら5、6分この映画のことを考えていたけど、いや観者を迷いこませるただの深読み系映画だな、ってところで落ち着いた。
上にもかいたあらすじの通り父が娘のためになんとかしてあげようと、法を犯してまでお金を手にするんだけど、この辺までは普通の映画だった。そこから2転3転話が進む、どんどん斬新になってく、、観てるこっちは集中してるので、観賞中はそこまで変な進み方とは思わなかったんだけど、最後のほうで春はSARA、SARAがもっかい流れて、そういえば衣装を買いたいだけの話だったじゃんって引き戻されてハッとしたところでなんか終わってたんだよね。
白血病の女の子は最後どんなきもちだったかなとか、冒頭の女子生徒と教師にいったい何があったのかとかそもそも白血病という設定の意味とか、なくしたパズルのピースが表す意味とかトカゲの部屋とか気になるポイントが最後までたくさんでてくるわりにどれもこれも結びつかな...
s_p_n_minacoの感想・評価
やっぱりスペイン映画は愛か死か、の二者択一なのね。魔法少女とマタドールの変身(どちらもテーマソング付き)、それでも足りないピースを求めて。男たちの一方的な愛は報われず、死にゆくしかない。あるはずのモノがなく、余計なモノもなく、とことん手の内を見せない脚本が見事で、1つ1つ先の読めない断片が最後にピタリとハマる。美輪明宏『黒蜥蜴』を引用した魔性のファムファタルものノワールや、『ぼくのエリ』みたいな変態おっさん受難劇や、じっとりイヤ〜なマチズモなどを背景でケレン味たっぷりに感じさせつつ、静かすぎるほど静かな、閉塞感と緊張感漲る画面の引き算が巧い。日本アニメとかの要素を掛け合わせてもそれに寄りかかることなく、結局濃いスペイン味にしかならないのはさすがスペイン。予想以上に面白かった。
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