ブルックリン

ブルックリン

作品情報

原題 Brooklyn
製作年 2015年
日本劇場公開日 2016年7月1日
製作国 アイルランド・イギリス・カナダ
上映時間 111分
ジャンル ドラマ・恋愛>青春

あらすじ

1950年代。2つの故郷と2つの愛から選ぶ、人生の答えとは? アイルランドの家族と離れ、新天地ニューヨークで暮らしはじめるエイリシュ。ブルックリンの高級デパートで働く日々の中で、新生活にとまどいながらも自信を身につけ、驚くほど洗練された女性に変わっていく彼女が選ぶ未来とは――?誰を愛するかを決めることが、どんな自分になりたいかという答えになる――手紙の時代の物語が、永遠の真実に気づかせてくれる。

新着感想・ネタバレ

skr_icjの感想・評価
女ひとり、アイルランドからブルックリンへ。仕事、ステイ先、関わっていく人々、何も上手くいかない日々だけど、ひとりの男性が現れたことで少しずつ変化が。辛いことがあっても、愛すること、大切なひとの存在でこんなにも逞しく強くなれる。戻ってきてからの行動は疑問に思う部分もあったけれど、それはそれで綺麗事だけではなく、人間の弱さを描いたのかな。最後の選択、どちらにせよ誰かを傷つけるものだったけれど、自分の幸せを選んだエイリッシュ。ラストシーンも秀逸で、人生が輝いて見えた。
s_p_n_minacoの感想・評価
アメリカンドリームというけれど、これは叶えるのではなく選ぶ話。地方から上京経験あると尚更沁みてくる、ひとつひとつの変化と選択。アイルランドを旅立ったエイリシュの初めての航海、エリス島での入国検査までがじっくり丁寧に描写されるのがとても良い。故郷や家族との別れ、未知の世界への緊張と不安、ホームシック、多くの移民たちが通った道のりを一歩ずつ辿ってゆく。やがて野暮ったい緑色(アイルランドのナショナルカラー)のコートから、垢抜けた色合いへと変わる装い。面白いのは、渡米後ほどアイルランド的なモノが付いて回ること。『雨に唄えば』もそうだし、よりルーツを意識してしまうのだ。
ニック・ホーンヴィによる脚色構成が巧い。ダンスホール、食卓、仕事場、彼の実家、ビーチ、トイレから下宿の個人扉まで、アイルランドとアメリカで同じ場面が何度も反復され、人も関係も変わり続ける。涙も笑顔も同じではない。変わらないのは、エイリシュが移住を決意した理由。一つの扉を開くのはもう一つの扉を閉めることであり、いつも自覚的に選んできた彼女の、あの捨て台詞は急所に突き刺さる。
帰省した地元の居心地良さ(優越感含む)もすごくよくわかるし、水着に着替える所なんか絶妙だし、イタリア系トニーの弟がまたいい。だって正直トニーとの将来はそれほど明るいとも思えなかったのだけど、あの弟がいるおかげで「いやそれでも大丈夫だろう」って気になるもの。
そして、シアーシャ・ローナンの地に足着いた佇まいが、根を張り広がろうとする若木のようで素晴らしかった。最高の当たり役。
Eriko_Mの感想・評価
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