追憶の森

追憶の森

作品情報

原題 The Sea of Trees
製作年 2015年
日本劇場公開日 2016年4月29日
製作国 アメリカ
上映時間 110分
ジャンル ドラマ・恋愛

あらすじ

富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。その鬱蒼とした森の中に、恐る恐る足を踏み入れるアメリカ人男性がいた。彼の名はアーサー・ブレナン(マシュー・マコノヒー)。片道切符を手に日本へやって来た彼が樹海を訪れた目的はただひとつ――それは、自らの人生を終わらせることだった。森の開けた場所に腰を下ろし、ゆっくりと永遠の眠りにつく準備を始めるアーサー。そんな彼の目の前に、傷ついた身体をひきずりながら森の出口を求めてさまよう日本人男性(渡辺 謙)が現れる。「ここから出られない。助けてくれ」と懇願する男を放っておくことができなくなったアーサーは、寒さに震える男に自分のコートを着せかけ、出口に続く道へと誘導する。しかし、さっき通ったはずの道はなぜか行き止まりになっており、既に飲んでいた薬にふらつきながら歩いていたアーサーは崖から転落して怪我を負ってしまう。それは、アーサー自身の人生を象徴するかのような出来事だった。 アーサーは結婚生活に問題を抱えていた。原因は3年前の彼の浮気。それ以来、妻のジョーン(ナオミ・ワッツ)は酒に逃避するようになり、事あるごとにアーサーを責めた。さらに、大学の非常勤講師に転職して収入が激減したアーサーと、不動産仲介の仕事で高収入を得ているジョーンの間に生じた経済的な格差が、夫婦の溝をいっそう深めた。ジョーンに対する愛情が消えたわけではなかったが、自分の努力だけではどうにもならない状況にアーサーは苛立ち、苦悩する日々を送っていた。そんな中ジョーンの病気が発覚。夫婦の関係には新たな道が開けるはずだった。 アーサーが樹海で出会った日本人は、ナカムラ・タクミと名乗った。森をさまよう中で小川をみつけたタクミは、「下流に向かって進もう」とアーサーに提案する。しかし川は途中で途切れ、寒さに震えながら歩く2人の頭上には無情にも雨が降り注ぐ。雨風をよけるために2人は洞窟の中に避難するが、洞窟の中に石と鉄砲水が流れ込み、押し流されたタクミは意識を失ってしまう。ぐったりしたタクミを励まし、必死に介抱するアーサー。偶然にもテントを発見した彼は、その中に残されていたライターを使って暖を取り、ひと時の安らぎを得る。 その夜、タクミと共にたき火を囲んだアーサーは、樹海への旅を決意させた出来事を語り始めた。「絶望して来たんじゃない。悲しみでもない。罪の意識で来た。僕たちは相手への接し方を間違っていた」。タクミに心を開いたアーサーの口からは、深い悔恨の言葉がほとばしり出る。だが、その時アーサーはまだ知らなかった。コート、タクミの妻子の名前、岩に咲く花、水辺、『楽園への階段』、『ヘンゼルとグレーテル』――樹海で起きたすべての出来事が1本の奇跡の糸で結ばれることを……。

新着感想・ネタバレ

EllyMimyの感想・評価
映画館に行きそびれた作品。
あまり予備知識なしで観たので、舞台が日本の、まさか青木ヶ原樹海だとは思わなかった…
原題を訳すとそのまま『樹海』だし!
樹海で彷徨うアメリカ人と日本人の話がベース。何故そんなことになったのか…そして2人はどうなるのか…
ミステリアスな雰囲気とスリリングなストーリーに惹かれました。
ラストは驚愕。
そういうことだったのか!と暫し呆然としました。
大切な人を失った経験がある方に是非観て欲しい作品だと思いました。
マシュー&謙さん共に好演でした。ガス・ヴァン・サントの作品はやはり好み!
skr_icjの感想・評価
自殺する為にわざわざ日本の樹海にやってくるなんて...の前評判を見ていたけど、映画観てないひとの感想だったのかな?ガスヴァンサントの神秘的なものに対する目線に様々な感情が生まれ、まさかの大号泣。許しを請うシーン、しんどくて苦しかったよ。現実の中に寓話的ストーリーをそっとのせることで湧き出てくる感情を優しく包んでくれる。儚いけれど希望が見える温かい作品。これは、ぜひ映画館で。
wakamewattsの感想・評価
大学の臨時教師をしている男がいた。妻はキャリアウーマンで夫より稼いでいる。ちょっとした男の浮気が原因で、夫婦仲は険悪。妻からは冷たくあしらわれ毎日が針のむしろ。しかし、妻に腫瘍が見つかり手術を受けるも良性とわかり安心した途端、輸送中に交通事故で死んでしまう。死後に、妻のことが何一つわかっていなかったことに気付く。気を落とした男は希望を失い、自殺サイトで、日本の青木ヶ原樹海を知る。男は青木ヶ原樹海に向かたったのだが。そこで意外な体験をする。(#16- 060)
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