孤独のススメ

孤独のススメ

作品情報

原題 Matterhorn
製作年 2013年
日本劇場公開日 2016年4月9日
製作国 オランダ
上映時間 86分

あらすじ

オランダの田舎町、単調で振り子のような毎日を生きる男やもめのフレッド。人づきあいを避けひっそりと生活していた彼の元に、ある日突然、言葉も過去も持たない男テオが現れる。帰すべき家も分からず、やむなく始まった奇妙な共同生活だったが、ルールに縛られていたフレッドの日常がざわめき始め、いつしか鮮やかに色づいていく――。心のままに生きることは難しい、でも大切なものに気づかない人生ほどわびしいものはない。すべてを失くした男が、名前すら持たない男から学んだ幸せとは――?

新着感想・ネタバレ

s_p_n_minacoの感想・評価
静かに淡々と、あっという間におっさん2人の奇妙な共同生活が始まる。何じゃこりゃ??ってポカーンとしちゃうけれど、その後の展開に更にビックリ。一つ一つパズルのピースが埋まっていき、まさか霊峰マッターホルンの頂で思いもよらぬ感動が待っているとは!ほっこりした予告編とは裏腹に、大いなる愛はすべてを受け入れる…って、自由と寛容を問うガチなオランダ映画だった。善きサマリア人の寓話、謎のヒゲ男は神の使いか、聖なる放浪者か。小さな村社会の抑圧とかシンプすぎるお部屋や缶クッキーなど、細部も実にオランダらしい。確かに低地オランダでは神が遠いだろうな…
loomisの感想・評価
広い牧草地と均一な並木が、オランダ的風景でテンションがあがる。

宗教が支配する小さな町は『白いリボン』が思い起こされる。教会の規律に縛られて、息子も失って孤独な中年男の姿が滑稽で可笑しい。異端な存在、規律から外れることは小さな町では目立ち、すぐ噂になる。

時間きっちりに食事をはじめたり、食事のシーンは細かいところまで男の神経質で機械的な性格が表れていてなんとも笑える。

正体不明の男によってだんだんと自己解放されていく過程が面白い。

音楽がいい。だけど最後の息子との再会のシーンはセンチメンタル。センチメンタルすぎて、盛り上げすぎていて、気に入らないラストシーン。
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