小間使いの日記 (あるメイドの密かな欲望)

小間使いの日記 (あるメイドの密かな欲望)

作品情報

原題 Journal d'une femme de chambre
製作年 2015年
製作国 フランス・ベルギー
上映時間 96分

新着感想・ネタバレ

s_p_n_minacoの感想・評価
雇われた家々で主人や使用人、隣人らの表と裏の顔を醒めた目で観察し、したたかにドラマティックに生きていく不機嫌な小間使いレア・セドゥの日記(ブニュエル版『小間使いの日記』ではジャンヌ・モローだった)。召し仕えてても心は従わない、と陰で悪態をつきながらも、時に情にほだされたりして、レアちゃんのミステリアスな表情はなかなか本心が掴めない。でも譲れないプライドを持つはずの彼女が、結局誰かに仕えるしかないとは皮肉すぎ。背景にある19世紀のフランス社会や世相、更に現代まで通じる女性の立場をブラックに、グロテスクに象徴しているようだった。レアちゃんとヴァンサン・ランドンの強い個性、ちょっぴりホラーじみたピアノ音楽、時間軸を混線させた編集、すべてがひと癖あり。
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