奇蹟がくれた数式

奇蹟がくれた数式

作品情報

原題 The Man Who Knew Infinity
製作年 2015年
日本劇場公開日 2016年10月22日
製作国 イギリス
上映時間 108分

あらすじ

 遥か遠くの英植民地インドから、イギリスのケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで教授を務めるG・H・ハーディ(ジェレミー・アイアンズ)のもとに1通の手紙が届く。食事も忘れて手紙に没頭したハーディは、差出人のラマヌジャン(デヴ・パテル)を大学に招くと決める。そこには著名な数学者のハーディも驚く“発見”が記されていたのだ。  時は1914年。独学で学んできたラマヌジャンは、自分の研究を発表できる初めてのチャンスに胸を躍らせる。異教の地を嫌がる母には反対されるが、結婚したばかりの妻(デヴィカ・ビセ)は「私を呼び寄せるなら」と許してくれた。  カレッジに足を踏み入れた瞬間、崇高な空気に息をのむラマヌジャンを、ハーディの友人のリトルウッド教授(トビー・ジョーンズ)が温かく迎えてくれる。しかし、当のハーディは人付き合いが苦手で、ほとんど目も合わさず握手もせず、短い挨拶だけで消えてしまう。一方、他の教授たちは、学歴のないラマヌジャンに批判的だった。ハーディが称える素晴らしい“発見”も、論理的な“証明”がなければ、魔術や絵空事にすぎないのだ。  さっそくハーディはラマヌジャンに、証明の義務について説明する。だが、次々と“直感”で新しい公式が閃くラマヌジャンにとっては時間のムダに思えた。ハーディはそんなラマヌジャンをレン図書館へ連れて行き、成功すればニュートンの本の隣に君のノートも並ぶと励ます。さらにハーディは手本を示すために、代わりに証明してやったラマヌジャンの研究の一つをロンドン数学会の会報に発表する。  最初の発表を成し遂げたことに歓喜するラマヌジャンだが、第一次世界大戦に英国が参戦したことが、彼の運命に影を落としていく。厳格な菜食主義を支えていた市場の野菜は配給にまわされ、兵士たちに「俺たちは戦地へ行くのに」と暴力を振るわれる。さらに追い討ちをかけるように、妻からの便りが途絶える。  ラマヌジャンの忍耐が限界に達したのは、ハーディが彼の“直感”を否定した時だ。顔のアザや、やせ細った体に気付きもしないハーディに、ラマヌジャンは「信仰もない、家族の写真もない。先生は何者ですか?」と詰め寄る。口論の後、ラマヌジャンが徹夜で証明を一つ仕上げ表面上は和解するが、ラマヌジャンはさらに心を閉ざし、孤独に数字だけを追いかけるようになる。  ある日、ハーディのもとにラマヌジャンがロンドンの地下鉄に飛び込んだと電報が入る。運転士が気付き無事だったが、病院へ駆けつけたハーディは、ラマヌジャンが命にかかわる重い結核だと聞いて愕然とする。何としてもラマヌジャンの“奇跡”を世に出さなければ──ハーディは固く決意するのだが──。

新着感想・ネタバレ

flowermurmurの感想・評価
試写
天才って頭が良すぎて、ものすごく生き辛いんじゃないかと思う。勉強しなくても何でもわかっちゃって、それが当たり前で『どうしてみんなはわからないんだろう』ってただピュアに思ってるんじゃないかな。それを理解してくれる人に出会うことが一番幸せなんじゃないかと。
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