銀座化粧

銀座化粧

作品情報

製作年 1951年
日本劇場公開日 1951年4月14日
製作国 日本
上映時間 87分

新着感想・ネタバレ

s_p_n_minacoの感想・評価
戦後間もない銀座でホステスをしながら息子を育てる田中絹代。鏡台での身支度、酒場や食堂でのおしゃべり、様々な女性同士の活き活きした会話が小気味良い。幼い子供もそんな世界で逞しく世渡りしてる。男はいい加減でズルくて、絹代に言わせればケダモノだ。けどある日、親友の代わりに銀座案内を引き受けると、相手は知的で繊細で誠実で、しかも子供好きというイイ男。幸せの予感にときめく絹代。詩を語り星座を眺め「いつか王子様が」と秘めた女心にキュン。そんな時、息子が行方不明になり、絹代は彼を妹分の香川京子に預けて探しにいく。
ああ所詮男なんて…賢いしっかり者でなく、暢気な若い娘を選ぶとは何て切ないの。さりげない伏線や対称場面が効いていて、「イイ男を見つけたら逃さないこと」なんてアドバイスがまた切ない。今の映画ならきっとこの先にハッピーエンディングがあるのになあ。でもきめ細やかな人間模様がじんわり沁みる。
狭い長屋や和室を捉えた構図がいちいち画になるし、当時の銀座や風俗を知るのも面白かった。
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