ヤコペッティの大残酷

ヤコペッティの大残酷

作品情報

原題 Mondo Candido
製作年 1975年
日本劇場公開日 1975年4月26日
製作国 イタリア

新着感想・ネタバレ

mataro_minceの感想・評価
城で繰り広げられる終りなき怠惰な狂宴。純真な青年は城主の娘に恋したことで怒りを買い追放。楽園の外の国々や放浪する時代は血塗れの戦争ばかり。その最中祖国が謎のバイク野郎どもに蹂躙され愛する姫が127回犯され堕落したことを知る「ヤコペッティの大残酷」京都南。人生とは。聖なる山感満載。2016年11月12日「ファンタスティック!SFナイトvol.2」オールナイト上映3本立て中の2。 時代がかったバカバカしさがピカイチ。
southpumpkinの感想・評価
モンド映画の始祖であるヤコペッティ最晩年の作品。食人映画の起源探求のため『世界残酷物語』から順に鑑賞したかったのですが、なかなかレンタルに恵まれずこちらから鑑賞。
姫と疚しい関係になってしまったために城を追い出された青年が姫を探して時空を超えて旅をします。のっけから凄まじい映像の迫力です。画面が喧しい。くだらないエロとグロを大人数と巨大セットでやります。この映画だけに限られるのかもしれませんが、ホドロフスキーの下品版っぽさがあります。異教徒大虐殺のテンションの高さ良いです。裸の女をプレスしてペラペラにし、そのまま巨大な本に貼り付ける、という今振り返ってレビューしててもよくわからないような映像が続きます。
いつの間にか現代パートに移行し、ニューヨークで一悶着あったり、戦場に放り込まれたりとストーリーはあってないようなもの。ただ画面の迫力だけで押し切っていて面白い。裸の女がお花畑でマシンガンを乱射していても「ああキレイだな…」と思えるほど映画が狂っています。映画はこんなに自由なんですね。未鑑賞ですが、各地の奇族を巡るモンド映画っぽさも感じられます。
テーマとしては意外と深く、文化の混在や崩壊ですがなるべく頭を使わずに観賞することをおすすめします。
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