愚行録

2017
2.18
上映
愚行録

作品情報

製作年 2017年
日本劇場公開日 2017年2月18日
製作国 日本

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
雑誌記者が一年前に発生した一家惨殺事件を取材する中で明かされる人々の愚行とは。全編が一対一の会話劇とその回想で構成されており、エンターテイメント性の低さは心配されますが全く飽きることがありません。日本社会にも深層にはヒエラルキーが存在し、その中で人間は善ばかりを積むことができるのか、という劇重のテーマを延々と考えさせられます。後味の悪いミステリーとのことで、最後まで嫌な気分にさせてくれます。鑑賞後は少し空気が淀みました。トリッキーな展開が続きますが、実は割と最初から感づいてしまうのでどんでん返しは期待しないほうがよさそう。でも最後は絶対驚くはずです。
海外から撮影監督を呼んでおり、この撮影がかなりグッド。ドライな画作りが徹底されており、映画ととてもマッチしています。獄中で横たわる満島ひかりに伸びる無数の手のシーン、オープニングのバスのシーンの雨の水滴などがとても綺麗でした。
終盤の満島ひかりの独白が最高。『愛のむきだし』でも長ゼリフをやっていましたが、あれのオマージュなのかな。精神の磨耗を感じさせる名演。小出恵介のクズ演技も大変よろしい。
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