アトミック・カフェ

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mazda620の感想・評価
反核映画かと思ったらアンチプロパガンダ映画。
40〜50年代のニュース、アニメ、報道ビデオを絶妙に繋ぎ合わせただけでできたドキュメンタリー。
原爆の対処法について「ピカッときたらさっと隠れろ!」地震じゃないんだからさ・・・っていうような机の下に潜る避難訓練の映像や、『熱、衝撃、放射能の中で放射能は一番どうでもいい』と教わってキノコ雲向かって走っていく兵士達。笑っていいんだかわからないけどいろいろ通り越して笑えてくる。
アメリカにとって核は戦争を終わらせた素晴らしい兵器だという。そう唱える政治家達はもちろんだけどそれをなんの疑いもしない国民が恐ろしい。
何かあってからじゃ遅いのに、誰が知事でもどんな法ができても興味ねえって人が半数をしめる平和ボケした日本、この映画他人事じゃみれないよ〜。世の中で何か起きていてもとりあえず自分は生きてるしっていう感覚で生きてる。この映画が訴えるのは核の怖さよりも、流されやすい人々と大衆を簡単にまき込めると思ってる政府、間違いなく人の怖さを描いていた。
あとから不都合なことが起きてもその道を選んだのは私たちだ。のせられやすい、流されやすい人間。何が正しいか正しくないかの前に「どうでもいい興味ない」が何においても割合を占めてる、アメリカ人アホだな〜なんて日本人の私たちは笑えない。
仮にいま戦争して自分の国が勝っても、笑顔で日の丸なんか間違っても振れないなー 。。陽気な音楽、悪意を感じない笑顔の兵士、その時広島に落ちた爆弾。あまりに強烈すぎ。
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