ドッグヴィル

ドッグヴィル

作品情報

原題 Dogville
製作年 2003年
日本劇場公開日 2004年2月21日
製作国 デンマーク
上映時間 177分

あらすじ

ロッキー山脈の麓にある寂れた小さな鉱山町ドッグヴィルが舞台。そこに何者かに追わている様子の美しい女性グレースが逃げ込んてくる。医者の息子であり作家志望のトムは村人に彼女をかくまうことを提案。トムの計画によるグレースの無償奉仕によって、閉鎖的な村人たちは次第に心を開き、彼女を一旦は受け入れるも..

新着感想・ネタバレ

Samurai1632の感想・評価
2016.12.06 DVD
また見たいかと言われるとう~ん…という感じですがとても惹きこまれます。
mazda620の感想・評価
トリアーの秀作、本当にこういう映画を作る彼を全力で素晴らしいって思える。人間の本質をありのままに引き出す、私たちまるごと見透かされてるみたい。
映画の中には建物も壁もでてこなくて、1つのスタジオにチョークで枠をかいただけで演出した小さな村でおきた話。ギャングから逃げてきた美女を村一体でかくまう優しい村人たち。それは、一変する。
もともとがそういう根の腐った人間だったのか、彼女と過ごしていくうちに腐っていったのか。どちらにしろ完璧な善は存在しない。
どんどん過剰になる酷な労働も、無神経すぎる馴れ合いも、他人を最大限利用する安易な行動も考えも、なにもかも道徳心のかけらもない。あわよくば精神の塊。
トリアーのあらゆる作品にいえることだけど、この映画を見る全ての人間を彼は皮肉ってる。村も彼女も、優しくてゆるやかで幸福な一時は、観者に率直に「優しい人」と感じさせておきながら、村が変化したとたん「最低な人間」と感じさせ、最低な人間達のラストの衝撃を「残酷」と思わせる。この映画を見てる私たちこそ、身勝手で傲慢な感想を抱いてることに気づく。
残酷だし気持ちの良い終わり方では決してないけど、筋の通った結末。安易な同情なんていらない。「可哀想」と思うことが既に誰かから見て善ではない。
すごく衝撃をうけた映画だったのだけど言葉にできない、言葉にした瞬間に嘘くさい哲学にしか聞こえなくなってしまう気がして説明したくない。
チョークで描かれただけの村が一瞬にして線が消えたことからこの村全体の脆さを感じた。壁がないことによって村の醜さ全てを見通せる、素晴らしい撮影方法だった。この映画はフィクションだけど私たちのすぐ近くのことを描いていたと思う。
gonbe73の感想・評価
2016/05/11
3時間もあったのに飽きない。舞台だなこれは。所詮自分のことしか考えてなくて、これが正義ということでもだいたいは自分にとっての正義でしかないんだよな。トムなんてまさしくそうで口先では上手いこと言ってるけど自分に害がありそうだとすぐ目を瞑ってにげだす。醜い人間の姿をまざまざと見せられた。
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