散歩する惑星

散歩する惑星

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新着感想・ネタバレ

fmofmojimoの感想・評価
どこかの破綻しそうな惑星の話。バブルがはじけた後のような、みんながやり場のないいらいらと、喪失感、無気力を抱えている。
何度か観ないと理解できない気がしたけど、
Doraの感想・評価
ものすごい難解な映画かと思ったら、そこまででもなかったような気がする。絵画のような演劇のような、一種現実的ではない無機質とも言えるほど完璧な動きをする人物、情景。全てのシーンが完璧な一枚絵であって、物や人の配置から動き、台詞まで美しすぎるほどに完璧に流れるのでシーンが変わる度に新鮮な気持ちで感動できた。ここで描かれる追い詰められた人たちの行き着く先や求める先は自分には分からなかったが、その非現実的な世界の人々の悲観には現実味があった。拡張現実ではなく、この世が少し形を変えてこの映画の中にもある、という感じだが、強い繋がり結びつきがあった。二、三作目も観たいな。
southpumpkinの感想・評価
意味不明、難解、という感想が並ぶ巨匠ロイ・アンダーソンの代表作。確かに一般的な映画鑑賞では全くついていくことのできないジャンルですが、だからと言って敬遠するにはもったいないクオリティの素晴らしい映画だったと思います。
1シーンを除いて(おそらく駅のホームのシーンのみ)全て固定カメラで映しだされる映像は完璧の一言。物と人の配置のみならず、建築物や地形など画面に映るもの全てがロイ・アンダーソンの支配下にあるのです。そうしてみるとワンカットが動く絵画のように見えてきて、映画全体が美術館のように見えます。姿なりメランコリーに支配され、破滅していく世界をテーマにした展覧会だと思うことで鑑賞がいきなり容易になります。宗教的背景など知らなくても、宗教画を見て感動することはできます。絵を描いた人は飾ってある時点でその絵の価値を鑑賞者に委ねていると言える。つまりこの映画に対しても一様な感想は存在せず、答えがないと言えます。美術館に行って、絵の意味を一枚一枚確認してもいいかもしれませんが、それは全く強制されていないと思います。
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