もうひとりいる

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southpumpkinの感想・評価
現代邦画ホラーを代表する映画『呪怨』直前の清水崇が監修した作品。かなりの良作なので、スルーしているホラーファンには是非観てほしい映画です。廃校でグラビアの撮影をしていた三人の女の子と撮影スタッフ。スタッフのうちの一人が「同じ人を二人見た」と騒ぎ始めます。
よい邦画ホラーの特徴として"明るくても怖い"が挙げられるかと思います。本作はまさにそれで、昼間にも関わらず校内は薄暗くとても怖い。誰もいない学校に行ったことある記憶が少し呼び戻されます。前述の通り、いわゆるドッペルゲンガーものですが、始めは同じ人が二人いるという状況に、映画としてことさらフォーカスしないところも面白く感じます。向こうの部屋にもいた人がこっちの部屋にもいる?あれ?というシーンがあります。主人公同様観客も自分の見間違いを疑うレベルのあまりに地味な演出なのですが、これが後からジワジワ効いてくる怖さにつながっているんです。パッケージにもなっている顔の崩れる演出はとても面白い。ホラー好きのツボを捉えた佳作であったと思います。
全体的に演技が少し下手(津田寛治と諏訪太郎以外)なのですが、そのチープな感もかなり雰囲気と合っています。
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