ストーリーテリング

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新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
ciatrのレビューに興味を引かれて鑑賞に挑んだのですが自分にはどうにもしっくりきませんでした。強烈な猛毒を期待して鑑賞したのですが、ドライかつ不明瞭。ただ確かに多くの皮肉を含んだものであることはわかります。子どもが自分の家で働いているお手伝いさんに純粋が故の発言をぶつけるのは心がえぐられます。確かにパーツパーツで観れば興味深いのですが、期待していたものとは異なりました。完全無修正版って、それほど修正すべき過激な表現もなかったかと思います。
この映画を評価し、さらに良いレビューを書けるなんて、ciatrにも相当な論客が潜んでいるなあと思う次第です。
potunenの感想・評価
もっぺん見る。
928uhenの感想・評価
2013/10/15
しばらくぶりに心をグイと掴んでくる映画を観た。
この映画はそれぞれ「フィクション」、「ノンフィクション」と題する二部の構成になっている。
「フィクション」は小児麻痺を患う男と、その恋人の大学生カップルを主人公としたお話。障害者の問題、人種の問題、そしてそこにいつもつきまとう、偽善について。分かってはいても強く揺さぶってくるものがある。ポピュリズムについても感じられるところがあり、身につまされる思い。
「ノンフィクション」はアメリカのユダヤ人中流階級の一家を描いたお話。どこにでもありそうな、それでいてどこか殺伐としていて、緊迫していて。アメリカンビューティに近い印象を受ける。そこへ「悩める現代の高校生を題材にしたドキュメンタリーを撮るため、密着取材させてくれ」と、一人のドキュメンタリー作家がやってくることがミソ。歪められた感情、どうしようもない虚無感、無垢が故の残酷さ…。現代に生きる私たちが抱える様々な負のエッセンスが詰まっていた。
ところが映画全体を包むのは決して重苦しい空気ではない。コミカルである。しかしそこに紙一重で効いてくるブラックなユーモアは毒々しく、果ては、この映画を描くその行為すらをも皮肉にしてラストを迎えてしまう。
良くも悪くも非常に後へ引きずる映画であった。この映画を観たら最後、どのような感想を述べようとも、誰かの皮肉にかかった、それこそストーリーテリングのネタにされたような気がしてならない。
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