チャイニーズ・ボックス

チャイニーズ・ボックス

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changpianの感想・評価
台湾製DVDで鑑賞。返還前後の香港をほぼリアルタイムで描いた映画(1997)。香港で暮らす大陸出身の女性に恋をするイギリス人男性が主人公。抑揚がとれた映画だが、高尚な雰囲気でまとめるよりも、もっと盛り上がりがあってもよかった、という気もする。結局香港は変わらない、ということが言いたいのかもしれないが、香港の将来に対する見通しもあまりはっきりしていない。ただ、当時の人々の焦燥感は描き出されていたように思う。
 監督のウエイン・ワンは香港出身だがハリウッドで活躍、たまに在米華人作家の小説を映画化したり、中国を題材とした映画を撮るが、むしろそれ以外の映画での活躍が目立つ。妻は、『傾城之恋』等に出演した繆騫人である。これまで見逃していたのが申し訳ないぐらいキャストが豪華。大陸出身のヒロインにコン・リー。その恋人(情夫)がマイケル・ホイ許冠文!第二ヒロインともいうべき役柄にマギー・チャン!主人公を演じるのは『エム・バタフライ』(1993)でも中国人との愛憎を演じたジェレミー・アイアンズである。あと、サルサ界の大音楽家ルーベン・ブラデスも出演しているのも見逃せない!
 そもそも、長い間見逃していたこの映画を見ようと思ったきっかけは、「ローズ・ローズ・アイ・ラブ・ユー」が使われていることを知ったからだが、二度使われるものの、それほど目立たない扱いである。
 マイケル・ホイが(訛った)北京語や英語を話すのも、この映画の見所かもしれない。
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