恐怖分子

恐怖分子

作品情報

原題 恐怖分子 / The Terrorizers
製作年 1990年
日本劇場公開日 1996年4月26日
製作国 香港・台湾
上映時間 109分

新着感想・ネタバレ

ohayou_nihonの感想・評価

様々な人間模様が交錯する、数々の「分かり合えない」と共に日常がじわじわ崩れていく様子を描いた作品です。本作では、表面では良い夫婦関係に見え隠れする不満や裏切り、無関心。地位と金を得るために、卑劣な手を使って仲間を蹴落とす医者。純粋な愛情を示す青年とそれを理解できない少女。の様々な関係からみた人間模様を題材に台湾の資本主義のもと物質的に豊かになる一方で、貧弱化していく現代人の人間関係と孤独を描く。
物質主義のもと、劇中様々な“物”が映し出される。青年の持つ少女を見るためのカメラ。少女が孤独な心を癒すために知らない人にかける電話。嫌気がさした人間関係に終止符を打つ拳銃。何かに頼らないと他者と関係を結ぶことも断つこともできない現代人の不器用さが見て取れる。今ではもっとそれは加速している。ネット社会の現在では、面と向かって相手と感情をぶつけ合う機会はますますなくなってきているんじゃないかな。

この作品は自分にも起こり得る、他人事に思えない作品です。
音楽はほとんどないが、日常生活の中で身近な音(静かな部屋に突然鳴る電話、朝までずっと回る扇風機、都会の喧騒、滴り落ちる水、足音…etc)が特徴的に使われている。それがどれも身近過ぎて、より視聴者に現実的な身近さを感じさせるから恐怖である。

色を多用している映像と、無機質で無彩色な人間模様が同じ画面にいるのも面白い。
Ken_Changの感想・評価
レビューを見て気になって借りてきました(^^)

ホラーちゃうんかい!!笑

全編通して、ずっと不穏で温〜い空気が流れていました

湿度が高いです

レビューを教訓に昼寝から起きてすぐ観ました

ただのスイッチ一つで、平坦な日常の些細なシミ、不安や不信や不正や不良といったものが露わになり、バクテリアのように広がって侵食していくのを感じました

それは積木崩しのように誰かの人生の、または幸せや命そのものを破壊しました

そのスイッチはイタズラ電話かもしれないし、今日、私が何気なく誰かに掛けた一言かもしれません

ホラーではなかったけど、社会の闇の深淵を覗くような気味の悪い映画でした
southpumpkinの感想・評価
師走の忙しい時期、研究のデータ取得に没頭し疲れた僕が家に帰って息抜きに鑑賞したのが本作でした。
日常を切り取ったような何気ない映像と複数の人間たち…、というところで寝てしまいました。30分過ぎた辺りかなあ。気づいたらメニュー画面だったのです。恐怖。まさに恐怖分子!

今度はハチャメチャ元気なときに再挑戦します。
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