光のほうへ

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作品情報

新着感想・ネタバレ

southpumpkinの感想・評価
ドグマ95でお馴染みトマス・ヴィンターベア監督作品。育児放棄の元育った兄弟が大人になって…、というお話。兄は酒浸り、弟はヤク中というもう社会の最底辺の二人。しかし二人には幼い頃の共通のトラウマが存在し、それに償おうと必死なのです。生まれる場所を選べない、というのを痛感させられます。
絶望しか感じない映画ですが、最後には心が温かくなる希望があります。子どもは未来なのです。まだ子どもを持つには少し早い僕ですが、とても欲しくなりました。この映画自体が闇の中から光を見出そうとする映画なのですね。
ヴィンターベアといいトリアーといい、デンマークの映画監督ってこんなのしかいないのかよ…。と思い調べてみたらニコラス・ウィンディング・レフンもデンマーク出身なのですね。ああデンマークの闇の深さよ。
pikkapikkarun27の感想・評価
アル中の母と末の弟の死のトラウマを抱え愛を知らないまま大人になった兄弟。
母親の死で再会を果たします。
暴行事件で服役、出所した兄とヤク中でシングルファザーの弟。闇を抱えたままの二人が希望の光を見いだすまでを描きます。
whentheycryの感想・評価
少年だった頃、兄弟は幼い弟を亡くしその責任を大人になった今でも感じていた。

最初に兄目線で彼の生活の悩みが、次に弟目線で彼の生活の悩みが映し出されていた。
刑務所の中で2人が会うシーン、弟は兄に向かって「あの時の俺たちは良かったよ。良くやったさ」という。それは弟があの日の責任をずっと感じて生きていたのに今、自分がやっていることの方が全く責任ないことをしていて、あの時の方がちゃんと育てるというとことに関して責任を持っていたことにようやく気付いたように思えた。
弟はそんな自分に耐えきれなくなる。でも兄には気付いてほしかった。まだ兄なら間に合う。そういう意味が込められていたのかなと思いました。
最後に教会でマーティンと兄が一緒に座るシーン。凄く泣けるしとても切ないしとても気持ちがギューっとなるのですが2人には微かにだけど希望が見えていると思います。

今日の日本でも親が子供死なせる事件が多く起こっています。そんな今だから今一度子育ての責任を改めてしっかりと考えるべきだと訴えている映画に思えました。
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